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総領事館の活動

皆さん，こんにちは。在上海日本国総領事の片山和之です。

ここでは，当館の日々の活動を御紹介します。上海市，江蘇省，浙江省，安徽省，江西省の１市４省を管轄する当館は，在留邦人の方々向けには，安全情報の提供を含む在留邦人保護，在外選挙実施，旅券・各種証明書・戸籍の手続き等，各種行政サービスを実施しているほか，ビジネス面では，日系企業向けに投資環境改善やトラブル解決等の支援，経済関連情報の収集や発信に努めています。また，中国の方々向けには，訪日査証の発給のほか，日本の文化や社会，経済事情等を紹介するイベントや講演を随時開催しています。当館の活動に対する皆様の御支持と御協力に心から感謝申し上げますとともに，今後とも皆様と協力しながら更に前進し，日中関係の更なる発展を促進したいと希望します。

■6月29日　上海市文学芸術界連合会関係者との懇談

上海市文学芸術界連合会関係者と公邸にて懇談致しました。当連合会代表団は，お互いの国を交互に訪れるなど，日本と様々な芸術交流を行っています。当代表団は，今年5月に日中文化交流協会の招きで日本を訪問しました。懇談では日本訪問で印象に残ったことや，日本との交流の歴史などお聞きすることができました。

これからも，芸術分野で日中交流が更に深まっていくことを心から願っております。

■6月29日，7月1日　広島大学附属福山高等学校生徒の当地訪問

スーパーグローバルハイスクール事業指定校である広島大学附属福山高等学校2年生の生徒10名の皆さんが，実践カリキュラムの一環として，6月29日から7月2日の日程で当地を訪問されました。

29日には，当館を訪問した皆さんに対し，現在の日中関係に関するブリーフィングを行いました。活発な質疑応答も行われ，生徒の皆さんの前向きな姿勢を嬉しく思いました。

1日には，今回の訪問期間における交流校である上海大同中学の生徒の皆さん，そして上海日本人学校高等部の生徒の皆さん，合計約30名を公邸にご招待して，日本と中国の高校生の皆さんの交流の場を設けました。最初は緊張気味でしたが，あちこちで交流の輪が広がり，楽しそうな笑い声が響く，有意義な交流会となりました。

今回の訪問を通じて，生徒の皆さんには中国の実際の姿や状況を理解してもらえたのではないでしょうか。若い皆さんの交流が将来の日中関係の礎となることを期待しています。

■6月29日　新沪商聯合会・アジア各国在上海総領事交流会への参加

新沪商聯合会主催のアジア各国在上海総領事との交流会が開催され，当館から村嶋領事が参加しました。各国総領事館による各国と中国との経済関係に関する説明に続き，新沪商聯合会の会員企業による各事業内容の発表が行われました。特に鄭永剛会長からは新沪商聯合会と日本との緊密な関係への言及がありました。

■6月27日　島田義塾成立歓迎夕食会

日中平和友好条約締結40周年を記念し，島田晴雄・首都大学東京理事長及び徐迪旻・中華文化促進会国際交流基金会秘書長が中心となり「島田義塾」が新たに設立されました。この会の設立及び島田理事長の上海来訪を歓迎する夕食会が上海市内で開催されました。島田義塾が日中有識者の交流を促進し，両国関係の相互理解と発展に大きく貢献することを期待しております。

■6月24日「融合の視界：アジアとヨーロッパ版画名品展」

民生現代美術館で始まった「融合の視界：アジアとヨーロッパ版画名品展」開幕式に加藤副領事が出席し，挨拶させていただきました。本展示では，蘇州版画をはじめとする中国明清時代の版画，西洋の銅版画，日本の浮世絵など計275点の版画が展示され，中国・日本・西洋が互いに影響，融合してきた様子を紹介しています。浮世絵と中国の版画の比較はもちろんのこと，100点を超える浮世絵が見られる貴重な機会です。8月12日まで開催されていますので，夏休みに是非足を運んでみてください。

■6月23日　蘇州市相城区投資促進会

蘇州市相城区投資促進会が上海にて行われ，亀井首席領事が参加し，祝辞を述べました。同区では多くの日系企業が活躍されており，当日も日系企業関係者が参加されておりました。同区において日系企業の方がますます活躍されることを期待しています。なお，同区長は今後，蘇州市の中心地域として長江デルタ地域一体化発展計画のモデル地域として発展していきたいとの意気込みを話されておりました。

■6月23日　三重県熊野市観光協会・上海市静安区旅遊協会　観光・交流の推進に関する協定書調印式

上海市静安区において，三重県熊野市観光協会と上海市静安区旅遊協会が，河上敢二・三重県熊野市長の立会いの下，観光・交流の推進に関する協定書に調印しました。当館からは亀井首席領事が出席し，挨拶を述べるとともに，河上市長や尤暁軍・静安区旅遊局副局長ほかと懇談しました。今回の協定をきっかけとして，両都市関係が深まり，市民の友好交流が活発になることを期待しています。

■6月22日　第5回九州観光プロモーション

中信旅遊，東方航空，中信銀行が主催する九州観光プロモーション会に亀井首席領事が参加して来賓挨拶を行いました。当日は，長崎・佐賀の観光PRに加え，マグロの解体ショーが行われ，長崎・佐賀のお酒と供に本マグロが来場者に振る舞われました。

今回のプロモーションをきっかけに九州に対する理解が更に深まり，多くの中国人旅行者が九州を訪れることを願っております。

（交通大学日本研究センター開所式）

（李強書記との会見）

（公邸夕食会）

（社会科学院他主催国際シンポジウム）

■6月22日～6月25日　福田元総理来訪

福田康夫元総理一行が上海交通大学日本研究センター開所式及び中国社会科学院，日本中華学会，復旦大学主催の国際シンポジウム開幕式出席のため当地を訪問しました。当地における日本研究がより活発になることで日本理解が進むことを期待しています。

また，上海訪問の機会を捉え李強・上海市党委書記との会見も行いました。会見では李書記が福田元総理に対して日中平和友好に積極的な貢献をしたことに対し敬意と感謝を示すなど和やかな雰囲気で行われました。

■6月20日　嘉興経済技術開発区の第4回投資促進会

嘉興経済技術開発区の第4回投資促進会が行われ，亀井首席領事が出席しました。同会には，胡海峰・嘉興市長も出席され，海外からの投資を呼びかけられました。当日は，日本企業も数社投資契約締結を行われました。日中間の経済関係が強化されることを期待しています。

■6月20日　玉仏禅寺・覚醒大和尚との懇談

玉仏禅寺の覚醒大和尚らを公邸にお招きし，懇談しました。玉仏禅寺は，上海仏教界の窓口ともなっているお寺です。覚醒・大和尚は20代で，上海市内最大の禅寺の一つ・玉仏禅寺の住職に就かれた方で，日本を度々訪問し，日本仏教界と長い間交流を続けてこられました。

　これからも，たくさんの共通の文化を有する日本と中国との末永い交流を心から願っております。

■6月17日　≪魯迅と日本文学　「狂人日記」誕生百年を記念して≫

当館多目的ホールにおいて，鄒波・復旦大学文学部副教授をお招きし，≪魯迅と日本文学　「狂人日記」誕生百年を記念して≫講演会を開催しました。当日は，100名近くの市民の方々に御来場いただきました。講演では，魯迅と日本文学という大きな枠組みから，魯迅と夏目漱石，魯迅と芥川龍之介の繋がりに触れたほか，各作品の特徴について触れ，日中の国境を越えた文学交流が浮かび上がってきたようでした。

これからも文学を通して，日本と中国がもっと近くなることを願っております。

■6月17日　2018上海・日本映画週間オープニングセレモニー

今年も上海国際映画祭が始まりました。2018上海・日本映画週間オープニングセレモニーにて挨拶し，ゲストの皆さまを公邸にお招きしました。

映画祭期間中は，最新映画を中心に50本以上の日本映画が上映されます。今年5月の李克強総理訪日時には，日中共同映画製作の促進を図る協定も正式に結ばれました。今後ますます日中映画交流が活発になることを期待しております。

■6月15日　安川（中国）機器人有限公司第三工場竣工披露式典

日本を代表する産業用ロボットメーカーの１つである安川電機が新たに常州に立ち上げた工場の竣工披露式典に出席し，来賓挨拶をいたしました。

産業ロボット生産能力の拡大により，中国での産業用ロボットの導入やそれに伴う生産性が更に向上し，日中両国経済の更なる発展に寄与することを期待しております。

■6月14日　２０１８年日中ビジネス交流：音楽の夕べ

上海日本商工クラブと上海市僑商会の皆さんが協力して開催された「2018年日中ビジネス交流：音楽の夕べ」に参加し，来賓として挨拶をさせていただきました。経済交流と音楽文化交流という２つの要素をうまく組み合わせた素晴らしい事業でした。多忙な中，上海まで駆けつけて頂き，花を添えてくださった中野良子氏と五嶋龍氏にも，心より感謝申し上げます。

前日の13日には関係者を公邸に招き，今後も引き続きこのような日中文化交流イベントを実施すべく意見交換しました。

また，16日夜は，東方芸術中心にて，五嶋龍氏のバイオリンリサイタルをお聴きしました。迫力のあるバイオリンの演奏に，会場は観客の大きな拍手で包まれました。

■6月13日　和楽器バンド来訪

SummerSonic上海2017にも出演された「和楽器バンド」の方々が，当館へお越しくださいました。「和楽器バンド」は，日本の伝統的な和楽器や詩吟とロックバンドを融合させた新しい形のバンドで，現在，人気急上昇中です。今後，上海でもコンサートを開催したいと仰っていましたので，実現を願っております。

■6月13日　金橋開発区視察

上海自由貿易試験区の一部である金橋開発区の開発を担当する国営企業である金橋集団を日系自動車メーカー数社およびＪＥＴＲＯと共に訪問し，開発区の概要について説明を受けました。同開発区との連携を通じて日系自動車メーカーの中国での活動がさらに活発なものとなり，日中両国経済の更なる発展に寄与することを期待しております。

■6月12日　公邸でのレセプション（天皇誕生日レセプション協力飲食企業）

昨年末の天皇誕生日祝賀レセプションに出展していただいた日本企業の皆様を公邸にご招待し，お礼を申し上げるとともに，本年のレセプションへの支援をお願いするため，懇親会を開催しました。

■6月9日　蘇州日本人学校運動会

蘇州日本人学校運動会が開催され，当館より高岡領事が出席し，声援を送りました。

小学校から中学校まで幅広い学年が対象となるため，どうしても低学年に併せたプログラムになりがちですが，その中でも中学部独自の演目など，工夫を重ねて非常に魅力的なプログラム構成となっていました。無錫日本人補習授業校の児童生徒の皆さんも毎年参加されており，日本の運動会を全力で楽しんでいる姿が印象的でした。

■6月9日　2018日本語スピーチコンテスト

杉達学院で開催された「2018日本語スピーチコンテスト」に加藤副領事が出席しました。今年初めて開催されたコンテストで，出場者は，例えば「曹操，孫権，諸葛亮，劉備の中から総経理として採用するなら，誰を採用しますか」といった議題について，即興で答えを考え，スピーチしました。母語で答えるにも考えさせられる議題ばかりで，高い口語能力と論理的思考力が求められるコンテストとなりました。出場された皆さん，お疲れさまでした。

■６月９日　大阪の「夏祭り」を体感しよう！！

６月９日，当館多目的ホールにおいて，此花区観光協会＠大阪及び大阪市との共催により，「日中平和友好条約締結４０周年記念事業　上海パフォーマンスツアー　大阪の「夏祭り」を体感しよう！！」を開催しました。当日は，150名もの市民の方々に御来場いただき，本場大阪の出演者22名の見応えある地車囃子（だんじりばやし）や和風創作ダンス，ユーモア溢れる大道芸，来場者を交えた河内音頭などにより会場が熱気に包まれました。

来年，大阪市は上海市との友好都市提携45周年を迎えます。また，2019年G 20首脳会議の開催地として，2025年国際博覧会の開催地候補として，いま改めて大阪に注目が集まっています。今回のイベントを通じて，そのような大阪をより身近に感じていただければ幸いです。

■6月9日　公邸BBQ

日本にゆかりのある第三国の方や，第三国での勤務・留学経験のある日本人駐在員，そして当地ハーバードクラブメンバーを公邸に招き，ネットワーキングを目的としたＢＢＱを実施しました。日本語の達者な第三国人の方や，長く海外勤務を積まれた駐在員の方等，個性的で経験豊富な方々と刺激的な時間を過ごすことができ，また参加者同士の輪も広げることができました。今後ともこうした輪を活用し当地における日本の存在感を高めていきたいと思います。

■6月8日　Susan Lin氏と公邸での懇談

香港の投資会社Ever Yiのスーザンリン氏一行と公邸にて懇談を行いました。彼らは外国の飲食産業の中国への進出に際し投資を行っており，今後の日本企業の進出に関する協力についても有意義な意見交換ができました。

■6月7日　CTRIP訪問

中国最大のＯＴＡであるＣＴＲＩＰを訪問し，孫潔ＣＥＯを始めとする訪日市場担当の方々と懇談しました。

訪日中国人旅行者数は益々増加し，当館の発給する査証件数も堅調に推移しています。当地の旅行会社の皆さん，訪日インバウンドに取り組んでおられる日系企業の皆さんと協力して，一人でも多くの方に訪日頂き，日中のヒト・モノの交流が更に深まるよう当館としても尽力して参りたいと存じます。

■6月7日　日中共通文化の探求

日中文化交流促進会の松本会長，劉理事長始め，関係者の皆様を日本からお迎えし，当地文化関係者を交えて日中文化交流セミナーを開催しました。

日中平和友好条約締結40周年という節目の機会を通じて日中文化交流促進に努めて参ります。

■6月7日　第8回国際伝統芸術招待展開幕式

上海芸術品博物館にて開催された第8回国際伝統芸術招待展の開幕式に出席し，来賓として祝辞を述べました。本招待展は，日本からも多くの伝統芸術作家の皆様が作品を出展されており，今回のテーマである「伝統の再構築」に相応しい伝統・歴史と現在の新たな価値観が混じり合った魅力的な作品を鑑賞することができました。日本の一流の作家の方々の作品を当地の方々が目にすることができるこのような場を，当館としても引き続き応援していきたいと考えています。

■6月5日～6日井岡山出張

江西省井岡山市へ出張しました。李家祥・吉安市副市長及び王克康・井岡山市副市長と会見を行い，吉安市・井岡山市と日本の経済関係を中心とした関係強化について有意義な意見交換を行うことができました。また，中国共産党の革命本拠地関連施設を視察しました。

■6月4日　広島銀行上海広友会

第23回広島銀行上海広友会にお招きいただきました。広島銀行の取引先である企業の皆さま約150名が参加され，広島の名産品が会場内で振る舞われるなどのイベントもあり，大変盛況に交流会が行われておりました。

また広島銀行の角廣会長も日本から駆けつけ，取引先企業の皆さまとともに頑張っていくという決意を述べられており，参加企業の皆さまも決意を新たにされたのではないでしょうか。ご参加企業の皆さまの益々の発展を祈念しております。

■6月3日　第2回日中私立大学学長シンポジウム

浦東新区滴水湖近くにある上海建橋大学において，日本の私立大学及び専修学校と中国の民弁（私立）大学の学長等が参加して共通の課題について話し合う日中私立大学学長シンポジウムが開催されました。実践的な人材育成を求められることの多い大学等が中心となっていることから，人材育成に当たっての今後の日中交流の在り方等，活発な議論が行われました。夕刻には関係者が出席しての交流会が開催され，当館より高岡領事が出席し，挨拶をいたしました。日中関係構築の基礎は教育にあると言えます。このような教育機関の交流の推進を当館としても是非応援して参りたいと考えております。

■6月2日　日本留学説明会「日本留学虎の巻」

当館多目的ホールで留学説明会を開催しました。説明会では，まず留学アドバイザーの劉先生から日本留学に関して説明があり，その後3名の留学経験者に日本留学体験談を語って頂きました。会場には日本留学を目指している方や保護者の方がいらっしゃり，質疑応答では，奨学金や生活面など様々な質問が挙がり，丁寧に応答しておりました。

これから，より多くの方々が日本留学へ羽ばたいていくことを願っております。