map 本館・広報文化センタ- Tel:+86-(0)21-5257-4766 Fax:+86-(0)21-6278-8988 map  別館 領事部門 中国上海市延安西路2299号 Tel:+86-(0)21-5257-4766

中国上海市万山路8号 郵便番号200336

 

(広:+86-(0)21-6219-5917) (広:+86-(0)21-6219-5957)  上海世貿大厦13階 郵便番号200336 Fax:+86-(0)21-6278-6088
現在位置:ホーム >>生活・安全関連>>生活・安全関連情報

鳥インフルエンザ関連情報(第38報)

(浙江省の予防・コントロール体制の「常態化管理」への移行など)

                                                                                                                  在上海日本国総領事館

                                                                                                                        2013年5月17日

1.浙江省は、16日、衛生庁ホームページにて「鳥インフルエンザA(H7N9)第4級緊急対応」を終了することを発表したところ、内容は以下の通りです。

(1)浙江省における最後の鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者は4月18日に発病し、過去28日にわたり新たな感染例は確認されておらず、感染者の濃厚接触者もすべて医学観察が解除となっている。過去3週間以上にわたり、生きた家禽および関連する外的環境からの鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出はなく、近隣の他省の感染状況も落ち着いている。当省の鳥インフルエンザA(H7N9)人感染予防コントロール合同メカニズムは16日に第7回会議を開催し、鳥インフルエンザA(H7N9)第4級緊急対応を同16日をもって終了することを決定した。

(2)浙江省の予防・コントロール合同メカニズムは継続運用し、予防・コントロール業務は常態化管理に移行する。関係部門は、警戒を怠ってはならず、業務上気を緩めることなく、鳥インフルエンザA(H7N9)の予防・コントロールを全力で行うことを継続しなければならない。

(3)16日時点での浙江省の感染者は46名であり、9名が死亡、27名が回復、10名が治療中である。


2.現時点において、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省の2市8省の計131名(上海33名、安徽4名、江蘇27名、浙江46名、北京2名、河南4名、山東省2名、江西省6名、福建省5名、湖南省2名)となり、そのうち、死者は36名(上海14名、安徽2名、江蘇8名、浙江9名、江西1名、河南省1名、湖南省1名)となりました。

※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。

※中国国家衛生・計画生育委員会の直近(13日)の発表では、省・市別の感染者数、死亡者数の発表を行っていません。したがって、上記の感染者等の数字は、各省の衛生部局がそれぞれ発表したことが確認されたものを集計して算出しています。

 

3.上記感染者について、報道等で確認された最近の情報は以下の通りです。

(1)蘇州大学附属第一病院で治療を受けていた江蘇省昆山市の胡某(20歳、女性)は、16日に退院した。(当館注:同女性の感染の詳細については、当館の「鳥インフルエンザ関連情報(第18報)」もご参照願います。)

(2)15日、南京市鼓楼医院で治療中であった患者4名が退院した。4名は、桑某(女性、48歳)、尹某(男性、30歳)、陳某(男性、54歳)、周某(男性、36歳)。(当館注:右4名の感染の詳細については、当館の「鳥インフルエンザ関連情報」の第2報第13報第22報第29報をご参照願います。)

(3)湖南省で治療を受けていた管某(女性、64歳)は治療の甲斐なく14日に死亡した。(当館注:右女性の感染の詳細については、当館の「鳥インフルエンザ関連情報(第30報)」をご参照願います。

 

4.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。

(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、当館ホームページの「鳥インフルエンザ関連情報」ページに掲載しておりますのでご確認ください。

(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html

(5)また、4月26日に行われた賀来満夫東北大学大学院医学系研究科教授による講演相談会の資料を当館ホームページに掲載しております。鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴や予防の知識などの情報が多数含まれておりますので、是非ご活用ください。

 

5.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ等でお知らせします。

 

 (参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/index.html
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm