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鳥インフルエンザ関連情報(第18報)

 

<上海市・江蘇省・浙江省における新たな感染例の発生など>

                                                                                                                   在上海日本国総領事館

                                                                                                                        2013年4月17日

1.上海市、江蘇省、浙江省の政府は、16日、鳥インフルエンザA(H7N9)の新たな感染例を計9例確認し、遡及診断の結果5例についても感染があり、そのうちの患者2名が死亡していたこと等を発表しました。感染例等に関するそれぞれの発表の内容は以下のとおりです。

(1)上海市発表

 (ア)男性、張某、47歳、上海出身。10日、全身の痛み、倦怠感、発熱等の症状、自分で薬を服用。11日、症状が緩和しなかったため、市八医院で受診、15日に肺炎と診断され入院。15日、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染陽性を確認。その後診断が確定、現在治療中。濃厚接触者は21人であり、現在までに異常は見られない。

 (イ)遡及診断によって感染を確認した5例の内容は以下のとおり。

   (a)15日、中国疾病コントロールセンターは上海市衛生当局に対し、3月下旬に上海から中国疾病コントロールセンターに送付されていた上海市第五人民医院の患者のサンプルのうち、4例について鳥インフルエンザA(H7N9)の感染陽性を確認したことを通知した。うち2例は、ウイルスを検出、残りの2例は、回復期に同ウイルスに対する抗体が4倍以上に増加していた。その後診断が確定し、2名が死亡、2名は退院している。4例の濃厚接触者は計34人であり、遡及的調査によれば異常は見られない。

   (b)15日、湖南省衛生部門より上海市衛生当局に通知があり、3月16日に両親とともに上海から湖南省長沙市を訪れていた男児1名が、3月17日にインフルエンザのような症状があり、当地の医院で受診、サンプルを中国疾病コントロールセンターに送っていたところ、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染陽性を確認、その後診断が確定したとのことであった。3月19日、両親とともに上海へ戻り、現在は平癒。濃厚接触者は9人であり、遡及的調査によれば異常は見られない。

(2)江蘇省発表(16日)

 (ア)男性、付某、56歳、南京市秦淮区在住。16日、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染を確認。現在、南京市某医院にて治療中、重症。濃厚接触者は7人であり、現在までに異常は見られない。

 (イ)女性、胡某、21歳、昆山市在住。16日、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染を確認。現在、昆山市某医院にて治療中、重症。濃厚接触者は12人であり、現在までに異常は見られない。

 (ウ)男性、朱某、72歳、蘇州市姑蘇区在住。16日、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染を確認。現在、蘇州市某医院にて治療中、重体。濃厚接触者は6人であり、現在までに異常は見られない。

(3)浙江省発表(16日)

 16日までに下記5名の感染を新たに確認した。いずれも病状は重く、杭州市某医院にて治療中。

 (ア)男性、胡某、56歳、杭州市在住、ハト養殖、販売業。12日発病。

 (イ)男性、銭某、57歳、杭州市在住、無職。10日発病。

 (ウ)女性、孫某、58歳、杭州市在住、農民。11日発病。

 (エ)女性、金某、72歳、杭州市在住、退職者。10日発病。

 (オ)男性、葉某、62歳、杭州市在住、退職者。10日発病。

 

2.これにより、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省の2市4省の計78名(上海30名、安徽3名、江蘇20名、浙江21名、北京2名、河南2名)となり、そのうち、死者は16名(上海11名、安徽1名、江蘇2名、浙江2名)となりました。

 

3.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。

(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、3日付で当館ホームページに掲載した「鳥インフルエンザ関連情報<国立感染症研究所の解析結果及び医療機関受診の際の注意など>」も御参照下さい。

(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。

(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。

(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。

 

4.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ等でお知らせします。

 

  (参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm