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上海当代芸術博物館×在上海日本国総領事館

 

研究討論会「建築に内在する尺度(スケール)」を開催しました

 

 

坂本一成×妹島和世対談の様子。左から郭屹民先生、坂本先生、妹島先生、奥山信一先生

  

 11月8日、当館は、上海当代芸術博物館と共同で、研究討論会「建築に内在するスケール」を開催しました。この研究討論会は、同博物館で開催された日本の建築家坂本一成氏の展覧会「アンチクライマックスの建築 坂本一成建築展」に併せて開催されたものです。日本から坂本先生をはじめ、建築家妹島和世先生、東京工業大学奥山信先生をお迎えして実施されました。また、本年5月に当館で日本建築の魅力についてご講演いただいた郭屹民先生(現在東南大学准教授)が司会を務めました。

 

在上海日本国総領事 片山和之による挨拶

 

  

 当館からは片山総領事が挨拶をしました。現代日本を代表する2人の建築家を迎えて、建築分野のみならず、芸術分野における今後の日中交流の進展に寄与する討論会を、中国の経済・文化を牽引するここ上海で開催することができたことに対する喜びと、討論会及び展覧会開催に向けご尽力いただいたすべての関係者の皆様に対する敬意と感謝を述べました。

 研究討論会は、坂本先生と妹島先生のお二人による講演から始まりました。坂本先生は、個別の住宅建築から都市計画まで、様々なスケールの建築を手がけていらっしゃいます。ご自身の建築作品を時系列に紹介し、時に妹島先生の作品にも言及しつつ、坂本建築のスケールについての思想をお話しされました。

一方妹島先生はご自身の建築作品をスケールごとに紹介し、構造や材料の話を交えつつ、妹島建築のスケール感、思想についてお話しをされました。いずれのご講演も素晴らしく、当日集まった400名を超える観客の皆さんは、その深い内容に熱心に聞き入っていました。

 

坂本一成先生

妹島和世先生

 

  続いて坂本先生と妹島先生による討論が繰り広げられました。このお二人による討論会は、十数年前に東京にあるTOTOギャラリー「間」で開催された討論会を引き継ぐものです。10年あまりの時間の中で、お二人の建築に対する考え方や姿勢は少しずつ変化していました。対話により、そのような変化が明らかになる過程は、お二人にとっても新鮮な発見であり、観客の皆さんにとっても刺激になったのではないかと思います。

この研究討論会の内容は、上海当代芸術博物館の微信でも確認することができます。

 

展会“反高潮的诗学 坂本一成的建筑展”会场

 

  また、展覧会「アンチクライマックスの建築 坂本一成建築展」は当館が後援名義を付与しています。会期は来年2月21日までです。会場はまさに建築の「スケール」を感じることができる素晴らしい展示になっています。是非ご覧になってください。

 

広報文化センターは、これからも魅力溢れる日本の文化やエンターテイメントに触れられる講座をたくさん提供していきます。どうぞお楽しみに!

 

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