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日本文化講座を開催しました!

 

「和楽器体験 日本の伝統音楽の調べ」

 

 

写真:梶田誠

 

  日本と中国の歴史的つながりはとても深いので、日本で普通に使っているものが実は中国から来たという例はたくさんあります。例えば漢字は中国から伝わり、その後、ひらがな、カタカナといった独自の発展を遂げて、日本ならではの表現に進化しています。同じように、日本の音楽の歴史を紐解くと、やはり中国から伝わり、日本で日本風の楽器に発展し、日本風の音色を奏でるようになったものがたくさんあります。10月17日、当館では、そんな日本の楽器を「体験」してみよう、というイベントを開催しました。

 

写真:梶田誠

 

  まず、演奏家でもあり著名な民俗音楽の歴史研究家でもある釣谷真弓先生により、和楽器の解説をしていただきました。尺八、琴、三味線、琵琶、堤、演奏を交えての解説は、とてもわかりやすく、日本人でもなかなか知らない各楽器の歴史は非常に興味深かったです。尺八はお経の代わりにお坊さんが吹いていたこと、琵琶は軍記ものに合わせて歌いながら演奏するので武士に奏者が多かったことなど、こういう機会がないとあまり耳にすることがない貴重な知識でした。
  さあ、いよいよお待ちかねの楽器体験。もちろんすぐにきれいなメロディーを奏でるのは難しいですが、、、、、え?実は観客の皆さんの中には経験者もいらっしゃったようで、すごく上手に楽器を演奏している人もいてびっくり!でも、大多数の方は触るのもはじめてで、とても新鮮な体験ができたようです。

 

尺八は箒の柄に穴をくり抜いたものを代用。筒状であれば音を出すことができるのです!

 

 
 

 

写真:梶田誠
  なかなか様になってますね、三味線 日本の琵琶は大きな撥で弾くのが特徴です。  

 

写真:梶田誠

ポン!いい音が出て、きもちいい!

 

写真:梶田誠

「さくら」はとても簡単なコード。みなさんいい音が出ていましたよ!

 

  皆さん、本当に楽しそうに楽器に触れていたのが、私たちスタッフも、そして何より各楽器の先生方もとても嬉しかったです。
  最後に、日本の童謡レパートリー「日本の四季」、そして、邦楽のために作曲された「冬の一日」を全体演奏でご披露いただきました。満場の拍手で終了したイベントでしたが、まだまだ楽器に触りたい!という皆さんにより、各楽器の先生方はひっぱりだこでした。

  今回、和楽器の音色と共に、その魅力を十分お伝えすることができたのは、何より、名村先生、釣谷先生を始めとする先生方のおかげです。実は当館では、昨夏にも和楽器による演奏会を開催しました。そして今回も昨年同様、名村茂代先生率いる「こうべ邦楽ワークショップ・全国邦楽合奏協会 上海・蘇州邦楽演奏団」の皆様により、演奏、楽器紹介、楽器体験と盛りだくさんな素晴らしいイベントを実施することができました。
  ここに改めて皆様をご紹介させていただきます。

 

    箏 :岩古絵美様、高橋雅楽郁様、仙頭佐江様、川田理沙様
    十七箏:名村茂代様
    尺八:宮田好夫様、饗庭圭輔様、高橋連海山様、山上明山様、大釋真佐俊様
    琵琶:坂上聖子様
    打楽器:久米見奈子様
    三絃:名村茂代様、高橋雅楽郁様

 

  ありがとうございました!

 

  広報文化センターは、これからも魅力溢れる日本の文化やエンターテイメントに触れられる講座をたくさん提供していきます。どうぞお楽しみに!

 

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