在上海日本国総領事館 2016年5月13日 |
- 5月9日,江蘇省衛生計画生育委員会は,本年4月の同省における法定報告感染病の発生状況を公表し,その中で,鳥インフルエンザA型(H7N9)の感染例が6例確認され,うち5例が死亡していたことを発表しました。
- 今回の発表により,2015年下半期以降,当館管内で感染が確認・発表されたのは,上海市3例,江蘇省24例(うち死亡9例),浙江省25例(うち死亡例11例),安徽省8例(うち死亡5例),江西省3例の計63例(うち死亡25例)です。
- また,H7N9型に比べ人に対して一層致死的と考えられているH5N6型の感染例については,今年1月に江西省で死亡1例が,また今年5月には安徽省で感染1例が報告されています。
- 当館管内を含む中国国内各地では,2013年2月以降,特に冬季から春季を中心に鳥インフルエンザA(H7N9)の感染が多数確認されているところ,在留邦人の方におかれては,以下の諸点にご注意願います。
(1)発熱,咳などの呼吸器感染の症状が発症,特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については,当館ホームページの「鳥インフルエンザ関連情報」ページに掲載しておりますのでご確認ください。
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/life/toriinfuru-j.html
(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず,手洗い,うがい等を励行し,衛生管理に十分注意してください。また,十分な栄養,睡眠をとり,平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には,人混みはできるだけ避け,人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。中国内で出張,旅行等をされる場合は,現地の医療事情や感染発生状況等を確認して計画を立てるようにしてください。
(4)その他,感染地域滞在の注意事項については,「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html)
(5)また,2013年4月26日に行われた賀来満夫・東北大学大学院医学系研究科教授による講演相談会の資料を当館ホームページに掲載しております。鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴や予防の知識などの情報が多数含まれておりますので,是非ご活用ください。
5. 当館では新たな情報が得られ次第,当館ホームページ等でお知らせします。
(参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況について(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp/news/2013/04041512.html
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○鳥インフルエンザA(H7N9)に関する世界保健機関(WHO)の情報
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/index.html
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm