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ジカ熱関連情報(第3報)

 

(浙江省における最近の感染例)

 

 

在上海日本国総領事館                                                                                                                  2016年2月25日

1.浙江省衛生・計画生育委員会は2月23日,同省において2例のジカウイルスの輸入感染例が確認されたことを発表しました。

 

2.患者は同省義烏市の38歳男性及び8歳の息子で,浙江省初の発症例患者(2月22日発出「ジカウイルス情報(第2報)」参照)と同様の団体旅行に参加してフィジーとサモアへ旅行しており,専門家の分析の結果,旅行先がジカ熱流行地域であること,患者が現地で蚊に刺された経験があること,ジカ熱の潜伏期間から判断してジカウイルスの感染であることが明らかになりました。

 

3.現在,患者は義烏市内の病院で隔離治療を受けており,体温は安定し,症状は既に明らかに好転しているとのことです。

 

4.浙江省衛生・計画生育委員会は最初の症例発覚後,速やかに同団体旅行参加者に対して健康診断を実施し,本件2例の患者を発見しました。浙江省衛生委はジカウイルス予防に関する対策案に従い各種対策を確実に実行するとともに,引き続き伝染病予防に力を入れていくとのことです。

 

5.中国の専門家によれば,浙江省は,現在,晩冬初春の時期にあたり,ジカウイルスを媒介するシマカの活動期にはまだ入っておらず,今回の輸入感染例が伝染し更に拡散する危険性は低いとのことです。

 

6.在留邦人の皆様におかれては,ジカウイルスを含む感染症の予防に引き続き注意していただくようお願い致します。また,ジカウイルスの感染例が報告されている中南米地域及び太平洋島嶼地域への最近の渡航歴のある方,また今後渡航する予定のある方は,発熱等の症状が見られた場合には速やかに医師の診断を受けるようお願い致します。

 

7.また,妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症等の因果関係については引き続き研究されているところですが,米国疾病予防管理センター(CDC)や欧州疾病予防管理センター(ECDC)は,妊娠中の方及び妊娠予定者はジカウイルスの流行地域への渡航を控えるよう勧告を出しています。浙江省,及び2月9日に感染例が確認された江西省はジカウイルスの流行地域ではありませんが,現在妊娠中,または妊娠の予定のある方で感染のリスクが気になる方は,外出する際に長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし,肌の露出した部分や衣服に昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する等,蚊に刺されることを予防するよう注意してください。

 

8.当館では新たな情報が得られ次第,当館ホームページ等でお知らせします。

 

 

  (参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850

○外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊婦及び妊娠予定の方は特にご注意ください。)):

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T028

○厚生労働省検疫所(渡航時におけるジカウイルス感染症への注意について):

http://www.forth.go.jp/news/2016/01261317.html