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鳥インフルエンザ関連情報(第79報)

 

(江蘇省における感染例の発生など)

                                                         上海日本国総領事館                                                      2014年4月1日           

1.江蘇省衛生庁の3月29日の発表によれば、同省で鳥インフルエンザA(H7N9)による新たな感染例1例が確認されました。同発表による感染者の状況等は以下のとおりです

 

35歳の男性である銭某は、28日夜に無錫市専門家グループにより感染診断が確定。現在重体、無錫市内の病院で治療中。

 

2.湖南省衛生庁の3月31日の発表によれば、同省で新たに1例の感染例が確認されました。
福建省衛生庁の3月29日の発表によれば、28日に新たに1例の感染例が確認されました。また、詳細は不明なるも、患者1名が死亡しました。
広東省衛生計画生育委員会の3月24日~27日の発表によれば、同省で新たに3例の感染例が確認され、治療中だった患者1名が26日に死亡しました。

 

3.現時点において、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省、河北省、広東省、貴州省、広西チワン族自治区、吉林省の2市12省1自治区の計397名(上海41名、安徽11名、江蘇45名、浙江138名、北京5名、河南4名、山東3名、江西6名、福建22名湖南20名、河北1名、広東96名、貴州1名、広西3名、吉林1名)となり、そのうち、死者は128名(上海20名、安徽6名、江蘇14名、浙江38名、江西1名、河南1名、湖南5名、河北1名、広東27名福建5名、貴州1名、北京1名、場所不明8名)です。
※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。昨年12月末に台湾旅行中に感染診断が確定し、1月に死亡した江蘇省の86歳の男性の症例は、台湾到着前に感染していた可能性が高いため、上記感染者・死亡者数に含めています。また、マレーシア旅行中に感染診断が確定した広東省の67歳の女性の症例は、マレーシア到着前に感染していた可能性が高いため、上記感染者数に含めています。
※中国国家衛生・計画生育委員会は、昨年11月以降、鳥インフルエンザA(H7N9)を乙類伝染病に分類し、個別の感染ケースを各省の衛生当局が発表することはやめ、各月中旬に各省が前月の感染者数・死亡者数を発表するという発表方法に変更しています。したがって、上記の感染者・死亡者の数字には、報道等で確認されたものも含まれています。

 

4.日本の消費者庁は、3月27日、二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ(以下「空間除菌グッズ」という。)を販売する事業者17社に対し、これらの事業者が自社ウェブサイト等において、対象商品が生活空間において、ウイルス除去、除菌、消臭等するかのように示していることは、合理的な根拠がなく、実際の商品の性能より著しく優良であると消費者に誤認させるものであるとして、かかる表示の中止等を命令しました。(ご参考:www.caa.go.jp/representation/pdf/140327premiums_2.pdf

 

5.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。
(1)3月に入り、感染の発生の頻度は若干落ちついてきておりますが、今後の感染動向に十分に注意して下さい。
(2)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、当館ホームページの「鳥インフルエンザ関連情報」ページに掲載しておりますのでご確認ください。
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/life/toriinfuru-j.html
(3)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(4)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。中国内で出張、旅行等をされる場合は、現地の医療事情や感染発生状況等を確認して計画を立てるようにしてください。
(5)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html
(6)また、昨年4月26日に行われた賀来満夫東北大学大学院医学系研究科教授による講演相談会の資料を当館ホームページに掲載しております。鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴や予防の知識などの情報が多数含まれておりますので、是非ご活用ください。

 

6.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ等でお知らせします。
  (参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○鳥インフルエンザA(H7N9)に関する世界保健機関(WHO)の情報
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/index.html
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm