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鳥インフルエンザ関連情報(第74報)

 

(浙江省における感染例の発生など)

                                                         上海日本国総領事館                                                      2014年2月13日           

1.浙江省衛生計画生育委員会の10日、11日、12日の発表によれば、同省内で鳥インフルエンザA(H7N9)による新たな感染例7例が確認されました。同発表による感染者の状況は以下のとおりです。
(1)嘉興市海寧市の67歳の男性である於某。10日に感染診断が確定し、現在重体、杭州市内の病院で治療中。
(2)温州市楽清市の47歳の女性である劉某。10日に感染診断が確定し、現在重症、杭州市内の病院で治療中。
(3)麗水市缙雲市の62歳の男性である呂某。10日に感染診断が確定し、現在重体、麗水市内の病院で治療中。
(4)杭州市建徳市の70歳の男性である洪某。11日に感染診断が確定し、現在重体、杭州市内の病院で治療中。
(5)金華市婺城区の84歳の男性である金某。11日に感染診断が確定し、現在重体、金華市内の病院で治療中。
(6)杭州市蕭山区の58歳の男性である李某。11日に感染診断が確定し、現在重症、杭州市内の病院で治療中。
(7)杭州市余杭区の46歳の男性である沈某。11日に感染診断が確定し、現在重症、杭州市内の病院で治療中。

 

2.広東省衛生計画生育委員会の10日、12日の発表によれば、同省で新たに4例の感染例が確認されました。湖南省衛生庁の10日、12日の発表によれば、10日及び12日に同省内で各1例の感染例が確認されました。福建省衛生庁の11日の発表によれば、泉安市で1月16日に感染が確認されていた患者が10日に死亡しました。

 

3.現時点において、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省、河北省、広東省、貴州省、広西チワン族自治区の2市11省1自治区の計340名(上海41名、安徽6名、江蘇41名、浙江135名、北京5名、河南4名、山東2名、江西6名、福建20名、湖南11名、河北1名、広東64名、貴州1名、広西3名)となり、そのうち、死者は90名(上海20名、安徽3名、江蘇12名、浙江23名、江西1名、河南1名、湖南2名、河北1名、広東13名、福建3名、貴州1名、北京1名、場所不明9名)です。
※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。また、昨年12月末に台湾旅行中に感染診断が確定し、1月に死亡した江蘇省の86歳の男性の症例は、台湾到着前に感染していた可能性が高いため、上記感染者・死亡者数に含めています。
※中国国家衛生・計画生育委員会は、昨年11月以降、鳥インフルエンザA(H7N9)を乙類伝染病に分類し、個別の感染ケースを各省の衛生当局が発表することはやめ、各月中旬に各省が前月の感染者数・死亡者数を発表するという発表方法に変更しています。したがって、上記の感染者・死亡者の数字には、報道等で確認されたものも含まれています。
※中国国家衛生計画生育委員会の10日の発表によれば、今年1月の中国全土での鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は127名、死者数は31名とされています。
※江蘇省衛生庁が10日に発表した2014年1月の全省法定伝染病の発症及び死亡数によれば、同省内における1月の同省内で鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者は8名、死亡者は0(注:台湾で1月に死亡した86歳の江蘇省の男性については同省衛生庁はカウントせず)となっています。

 

4.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。
(1)本年に入り、感染の発生の地域、頻度に拡大傾向が見られます。今後の感染動向に十分に注意して下さい。
(2)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、当館ホームページの「鳥インフルエンザ関連情報」ページに掲載しておりますのでご確認ください。
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/life/toriinfuru-j.html
(3)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(4)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。中国内で出張、旅行等をされる場合は、現地の医療事情や感染発生状況等を確認して計画を立てるようにしてください。
(5)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html
(6)また、昨年4月26日に行われた賀来満夫東北大学大学院医学系研究科教授による講演相談会の資料を当館ホームページに掲載しております。鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴や予防の知識などの情報が多数含まれておりますので、是非ご活用ください。

 

5.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ等でお知らせします。
  (参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○鳥インフルエンザA(H7N9)に関する世界保健機関(WHO)の情報
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/index.html
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm