「免疫力」とはなにか?
一般的には外部の病原菌に対する人体の抵抗力を免疫力と呼んでいますが、医学専門家によると免疫力は先天性の「自然免疫系」と後天性の「獲得免疫系」に分けられ、自然免疫系は身体が正常に機能する基本的な免疫を保証するものです。はしか等の新しいウイルスが体内に入った場合、自然免疫系はウイルスを識別する能力を持たないため、ウイルスは体内に侵入すると増殖し、病気になります。また、体内の免疫システムがウイルスと戦っている過程で、特定のウイルスに対する免疫力「獲得免疫系」が生まれると、以後、同種のウイルスに感染しても、病気にはかかりません。
免疫が正常に機能している身体は「敵・味方」をはっきり見分けることができ、これは人間の生命と非常に深い関係があります。細菌、ウイルス、がん細胞等が体内に発生した場合、身体がそれらの細胞を識別できれば、撃退することができますが、免疫力が落ちている場合、病気を引き起こすウイルス等がすきをみて人体に入ります。もちろん、免疫力が正常な人でも特別に強いウイルスには抵抗できず、感染することもあります。
では、具体的に免疫力を高める方法にはどのようなものがあるでしょうか?
専門家は以下のような点を指摘していますので、参考にして下さい。
○睡眠を十分にとり、睡眠不足にならないように心がける。
○友人との交流、会話などを通し、常に愉快な気持ちを保つ。
○適度な運動を心がける(適度な運動は感情を落ち着かせ、ストレスを減らす役割を持つ。有酸素運度も効果的)
○強い日差しを避ける(紫外線は免疫機能を損なう可能性がある)。
○適度な性生活を営む(週1,2回程度)。
○栄養価の高い食品、特に蛋白質、ビタミン、鉄分を大目に取る。
○お茶を飲む。
○動物の肝臓、海鮮等を摂取する。
○水をたくさん飲む
○大笑いする。
○ストレスをためずにリラックスすることを心がける。楽観的な心理状態を保つ。
○音楽を聴いたり、歌を歌う。