上海市は25日、「当市のSARS予防対策を通常の長期的、効果的管理に移行する通告」を発出しました。またそれと同時に、以前から施行されていた二つの通告(即ち「新型肺炎の予防治療対策を一層強化するための通告」(28号)と「感染患者発生地域から上海市に戻った人に対する医療観察と、同地域から上海に来た人に対する健康検査を義務づける通告」(32号))は、25日をもって終了とすることになります。また、27日午前には、最後のSARS患者が退院しましたので、現在、上海において疑い例を含め、SARS患者は0となりました。
なお、今後も、公共交通機関、公共スペースの消毒などは引き続き行われることとなりますが、これで上海市のSARS予防対策も、上海市における社会生活が正常に回復してきている現状に合わせて、従来の非常事態下におけるSARS予防対策から日常におけるSARS予防へと変更されました。