1.22日、上海市衛生局は、上海で8例目のSARS感染患者が発生したと発表しました。
この患者は広州鉄道局に所属する乗務員であり、広州発上海行きK48号に乗務し、21日午前上海に到着しました。乗務中に体調不良を訴えており、その日のうちに疑似例と診断され、22日に感染患者と診断されました。
上海市当局はこの患者と直接、間接に接触があった人達を隔離観察しており、更に同列車に乗車した乗客に対し、各地の疾病予防コントロールセンターへ登録を行なうよう呼びかけております。邦人の方で同列車に乗車された方がいらっしゃいましたら、当館宛てご連絡ください。
2.また、各地の感染患者の状況は下記の通りです。
上海市
上海市衛生局の発表によれば、22日12時現在、SARS感染患者8例(うち2例が既に退院、2例が死亡。現在治療中が4例)。疑似例はなし。
江蘇省
江蘇省衛生庁発表によれば、22日10時現在、SARS感染患者7例(うち1例が既に退院)。都市別では、南京2例(うち1例が既に退院)、南通1例、徐州1例、淮安1例、塩城1例、宿遷1例。疑似感染患者は14例。11日以降、新規感染患者は報告されておらず、疑似感染患者も18日に1例が排除されて以降、新たな報告はされていません。
浙江省
浙江省衛生庁発表によれば、23日10時現在、SARS感染患者4例(杭州4例)、疑似感染患者は1例。8日以降、新規感染患者は報告されておらず、疑似感染患者も10日に1例が排除されて以降、新たな報告はされていません。
安徽省
安徽省衛生庁の発表によれば、20日10時現在、SARS感染患者10例(うち6例が既に退院、現在治療中が4例)。都市別では、合肥1例(既に退院)、阜陽6例(うち5例が既に退院)、安慶1例、Bang埠2例。
疑似感染患者は8例。10日以降、新規感染患者は報告されておらず、疑似感染患者も15日以降、新たな報告はされていません。