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上海市における2人目の死亡者及び各地の最新状況(5.15)

平成15年5月16日
在上海日本国総領事館
1.15日、上海市衛生局は、上海で2人目のSARSによる死亡者がでたと発表しました。上海で報告された第5例目のSARS患者で、57歳、男性。
 北方の感染地域から華東地域を訪れたもので、夫人及び子供2人と共に、4月25日に車で江蘇省から上海市に入り、高速道の入口での体温測定では正常でしたが、その日の午後に発症し、28日に診察を受けて疑似例として入院しました。その後、家族3人を隔離観察していたところ、5月1日に夫人が発症し2日に疑似例と診断され、夫妻共に4日に感染患者と診断されました。
 夫人と子供2人、及び直接、間接に接触があった人達は現在隔離観察中であり、今のところ異常はみられないとのことです。

2.また、各地の感染患者の状況は下記の通りです。

上海市
15日12時現在、SARS感染患者7例(うち2名が死亡)。疑似感染者は12例(上海市衛生当局発表による)。10日以降、新規感染患者は報告されていませんが、15日に2名の新規疑似感染者が報告されております。

江蘇省
15日10時現在、SARS感染患者7例(南京2例、南通1例、徐州1例、淮安1例、塩城1例、宿遷1例)、疑似感染者は19例(国家衛生部の発表による)。11日以降、新規感染患者は報告されていませんが、15日に1名の新規疑似感染者が報告されています。

浙江省
15日10時現在、SARS感染患者4例(杭州4例)、疑似感染者は4例(国家衛生部の発表による)。8日以降、新規感染患者は報告されておらず、10日に1名の疑似例の排除が報告されて以降、疑似例の増減はありません。

安徽省
15日10時現在、SARS感染患者10例、但し既に退院が1例(合肥1例、阜陽6例、安慶1例、Bang埠2例)、疑似感染者は11例(国家衛生部の発表による)。10日以降、新規感染患者は報告されていませんが、15日に1名の新規疑似感染者が報告されています。

以上