1. 10日、上海衛生局より上海駐在の30歳代の邦人男性が、SARSの疑い例患者であるとの発表が行われました。同男性は、WHO指定の感染地域には行っていませんが、数日前、高熱と咳があったため、9日より肺科医院に入院隔離され、現在医療観察されています。
2. 総領事館としては、同男性と連絡を取っておりますが、現在熱も咳もなく食欲もあり、病状は安定しております。
3. 同男性が勤務している事務所は9日衛生局による消毒が行われ、同僚も自宅における経過観察を行うよう指導されております。
4. 又総領事館より上海市当局に対し、同男性に対し万全の措置を取るよう強く要請しております。
5. 尚、11日正午の衛生局の発表によると、現在上海ではSARS患者7例、疑い例13例(上記邦人男性1名を含む)です。