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SARSの検疫についての実例

 現在中国本土においてはSARS蔓延防止のため、各地で検疫が行われており、旅行や仕事の日程を変更せざるを得ないケースもみられます。

○中国内陸に勤務のAさん。日本に一時帰国しましたが、5月7日勤務先に戻る途次、乗り継ぎのため上海浦東空港に立ち寄りました。日本出発時から既に悪寒がありましたが、そのまま搭乗しました。浦東空港到着時の検温で38℃あり、肺科医院に検査のため送られました。検査の結果SARSの疑いは晴れ、再び浦東空港に行き搭乗手続きをしようとしたところ、再び体温測定があり、39℃の発熱が判明したため結局搭乗できず、上海市内の病院に入院することになりました。
 (ご注意)日本から中国に入国する際、発熱があると、詳細な検査を求められ日程を変更せざるをえないことがあります。日本出発前に体温チェックをされることをお勧めします。

○日本から中国に出張されたBさん。蘇州でカゼをこじらせて入院しました。発熱がありましたが予定通り帰りたいということで主治医に相談したところ「肺結核」との診断書を書いてくれました。その後すっかり熱が下がったBさんは、右診断書を提示しつつ空港での体温チェックを受けましたが、発熱が認められず一旦クリアして待合室で待っていたところ、搭乗予定の航空会社の職員があらわれ「肺結核の方は搭乗できません」と言われ、結局上海市内の病院に再入院することになりました。空港での体温チェックはクリアしましたが、診断書が裏目に出てしまいました。
 (ご注意)空港での体温チェック後、搭乗の可否を最終的に判断するのは空港にいる医師です。他の病院の医師の診断書は参考にはしますが、別の病気の診断書を持っていても搭乗できないこともあります。

○広東省への出張から上海に戻ったCさん。発熱と咳があったのでD病院で受診しました。薬をもらって帰宅しましたが、翌日心配になって肺科医院で受診したところ、そのまま隔離されてしましました。翌日には熱も下がりましたが、結局退院を許されたのは5日後でした。
 (ご注意)もし疑わしい症状がある時は、まず最寄りの医療機関に電話で予約を取った上受診して下さい。最寄りの医療機関での受診の結果、必要と認められた場合に肺科医院へ紹介されることがあります。肺科医院で受診される際には総領事館にご連絡ください。