総領事館の活動

令和5年3月27日
【活動報告2023年2月】

 

赤松大使は上海日本商工クラブ2023年度総会および賀詞交歓会に出席

  2月1日、赤松秀一総領事・大使は、3年ぶりに対面で行われた上海日本商工クラブの2023年度総会および賀詞交歓会に名誉顧問として出席し、挨拶を行いました。挨拶では、日中経済協力における華東地域の重要性を強調するとともに、引き続き、上海日本商工クラブの運営協力や日系企業のビジネス投資環境の改善へ取り組んでいく旨を述べました。
 
 

「ジャパンブランド」を上海市で初開催
  2月4日・5日、当館は上海ジャパンブランド実行委員会(JTB,ららぽーと上海金橋)との共催で、「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」において、今年初めての「ジャパンブランド」イベントとして,「第1回上海ジャパンブランド」を開催しました。本イベントは、各地方自治体事務所、日系企業及び当館による留学ブース出展や特設ステージにおける文化パフォーマンス等を通じ、日本の食、文化、商品、観光等の魅力を発信するもので、2012年から中国各地で50回以上にわたり開催されており、今回、上海市で初めて開催され、大盛況の2日間となりました。 
  当館が主催した特設ステージにおける文化パフォーマンスでは、アニメ、空手、和太鼓、和菓子について、講演やデモンストレーションを行いました。
  各出展ブースでは、自治体や企業による、観光地や地酒などの名産品の紹介などが行われ、当館も日本留学相談のブースを出展しました。(詳細
 


赤松大使は松下汽車電子系統有限公司(PASCN)創業式典に出席

  2月10日、赤松秀一総領事・大使は、上海市の前灘にて行われた松下汽車電子系統有限公司(PASCN)創業式典に出席し挨拶を行いました。赤松大使は、同社の当地での長年にわたる活躍に敬意を表したうえで、今回の創業に祝意を述べるとともに日中両国の更なる発展につながることへの期待を述べました。

   
 
赤松大使は上海日本人学校虹橋校を訪問 
  2月14日、赤松大使は、上海日本人学校虹橋校を訪問し、今木敏浩校長から学校概要、コロナ禍で進化を遂げたICT教育の取組等について説明を受け、意見交換を行うとともに、学校の授業(生活科等(オンラインで旭川動物園を見学)、英語等)及び施設(プール、体育館、図書室等)を視察しました。校内では、すれ違う度に児童達から大きな声で挨拶を受け、授業の休憩中は、学校中に児童達の元気な声が響き渡っていました。

  

赤松大使は寧波市・舟山市を訪問
  2月16日~18日、当館赤松秀一総領事・大使は、浙江省の寧波市及び舟山市に出張しました。寧波市では、彭佳学・寧波市党委書記と会見を行い、李関定副市長らが同席しました。
  また、寧波阪急百貨店を訪問し当地で人気の日本食材や健康関連の商品の説明を受け、寧波愛発科真空技術有限公司(アルバック)にて最新の真空ポンプを製造する新工場を視察したほか、寧波市外商投資企業協会日商倶楽部関係者と懇談しました。
 

 
  このほか、貨物取扱量世界第1位・コンテナ取扱量世界第3位を誇る寧波舟山港を視察し、舟山市では秀山郷にある常石集団(舟山)造船有限公司の造船工場にて、熟練工による作業等、進水までの一連の工程を視察しました。
  
  また、当地関係者らの案内で、保国寺、天童寺、天一閣、寧波外灘などを視察し、寧波市と日本の歴史的つながりの深さについて、改めて理解を深めました。
  

令和4年度天皇誕生日祝賀レセプションの開催
  2月21日、当館は、令和4年度天皇誕生日祝賀レセプションを花園飯店にて開催しました。新型コロナウィルスの流行により、昨年まではレセプション規模の縮小又は中止を余儀なくされたため、参加者500人を超える規模の天皇誕生日レセプション開催は4年ぶりとなりました。当日は主賓として華源・上海市人民政府副市長ほかをお迎えした他、日中両国の政府関係者、経済・文化関係者等、多くの来賓で賑わいました。同レセプションに先立ち、赤松秀一大使は華源副市長と会見し、日中首脳間の共通認識を踏まえ、上海市との間でも、低炭素社会の実現・高齢化対策などの分野において日中協力を具体的に進めて行くことで一致しました。
  赤松大使は、冒頭挨拶の中で、「昨年は新型コロナに奔弄された一年ではあったが、その中でも多くの日中双方の皆さまの努力により日中国交正常化50周年という節目を記念する様々なイベントを開催することが出来た。日中平和友好条約締結45周年となる本年は、新しい時代の要求にふさわしい、建設的かつ安定的な日中関係の構築に向け、希望に満ちた一年にして行きましょう」と述べました。
  今回のレセプションでは、「健康と食品」をメインテーマとし、多くの日系企業や地方自治体事務所のご協力を得て日本PRブースを出展。また、和食親善大使による和食デモンストレーション、茶道お手前のデモンストレーション、生け花展示を行うなど、日本の伝統文化の魅力を発信しました(詳細)。
 

 

赤松大使はパナソニック水素燃料電池冷房・暖房・電力の統合エネルギープロジェクト挙行式に出席
  2月 24 日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省無錫市にて行われた、パナソニック水素燃料電池冷房・暖房・電力の統合エネルギープロジェクト挙行式に出席し挨拶を行いました。赤松大使は、当地での長年にわたる活躍に敬意を表したうえで、今回のプロジェクトの開始に祝意を述べるとともに日中両国の更なる発展につながることへの期待を述べました。併せて、プロジェクト現場や隣接する電池工場などの視察を行うとともに、本間哲朗・パナソニックホールディングス副社長等と、中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。
 

2023日中早春歌声交流会」を開催
  2月25日、当館は、上海市留日分会から蔵広陵名誉会長、劉衛東会長他約40名及び上海にて留学中の日本人留学生数名の参加を得て、「2023日中早春歌声交流会」を開催しました。
  冒頭、赤松秀一総領事・大使からは、俗に「歌は世につれ世は歌につれ」と言われているが、留学時代に耳にした歌を聴くと、当時のことが自然と思い出され、日本と中国との絆を思い起こす機会にもなると思う、留日分会が毎年実施している桜の植樹活動の他にも日中両国を結ぶ絆のあることを実感する機会ともなることを期待しているとの挨拶を行いました。
  交流会では、中国人参加者は日本語の歌を、日本人参加者は中国語の歌を披露し、赤松大使と劉会長のほか、潘幽燕・上海師範大学音楽学院副教授が審査委員となって、参加者の中から優秀者を選考し、表彰式では、潘教授から優勝者(王赫さん)、準優勝者(張悦さん)及び審査委員特別賞受賞者(草野鮎子)に対して、また、赤松大使から総領事特別賞受賞者(趙非さん)に対してそれぞれ盾と副賞が授与されました。
  参加者がそれぞれに思いを込めて持ち歌を熱唱し、終始、会場は熱気と一体感に包まれました。
 

赤松大使が昆山日商クラブゴルフコンペに出席
  2月26日、赤松秀一総領事・大使は、第34回昆山日商クラブ総領事杯ゴルフコンペに参加しました。総勢76名が参加した同ゴルフコンペを通じて、赤松大使は、昆山市所在の日系企業の代表者等との親睦を深めました。


垂大使は曹路宝・蘇州市党委書記と会見
  2月26日、江蘇省蘇州市を訪問中の垂秀夫大使は、曹路宝・蘇州市党委書記との会見を行いました。会見には、当館赤松秀一総領事・大使ほか、中国日本商会、蘇州日商倶楽部の代表も同席しました。
  会見では、垂大使から、日本における蘇州市との友好都市市長からの親書を手交したほか、蘇州市における日系企業の更なる活躍に向け当地日系企業の要望を踏まえたビジネス環境の向上に関する提案について述べるとともに、曹書記との間で、蘇州市と日本の経済的な協力強化や交流の一層の促進について意見交換を行いました。曹書記からは、日本企業が直面する課題の解決に向けて努力していくとの発言がありました。その後、会見に引き続き、夕食会が催されました。
 

赤松大使は江蘇省南通市を訪問
  2月27日及び28日、当館赤松秀一総領事・大使は江蘇省南通市を訪問しました。
  27日には、呉新明・南通市長と会見を行い、赤松大使より、南通市政府の日頃からの日系企業及び在留邦人に対する支援に感謝するとともに、更なるビジネス環境の改善を要請しました。また、昨年11月の日中両国首脳の共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めると同時に、青少年交流、文化交流を含む民間交流を力強く後押ししていくことで意見の一致をみました。
  同日、名古屋銀行南通支店に対する在外公館長表彰を授与した他、南通日本人会理事の皆様と懇談会を行い、南通のビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。
  また、紫琅第一小学校を訪問し、学校施設及び現在校内で開催されている「日中平和友好条約締結45周年、和泉市・南通市友好都市締結30周年記念書画展」を視察しました。
  その後、1984年に設立され中国で最初に認可された開発区の一つであり、現在約300社の日系企業が投資を行う「南通経済技術開発区」を視察しました。大石孝次・ポリプラスチックス株式会社常務執行役員から、同開発区の中日(南通)新時代産業協力モデルパークにおける同社の投資概要等の説明があった他、久米幸夫・大王(南通)生活用品有限公司董事・副総経理・工場長の案内の下、同開発区に所在する同社工場を視察しました。
  その他、潘強・南通市外事弁公室主任の案内により、濠河生態区や中国近代の実業家、教育家として著名な張謇氏が創設した中国初の博物館である南通博物苑を視察し、南通の歴史や文化について理解を深めました。
  

  

赤松大使は名古屋銀行南通支店に対し在外公館長表彰を授与
  2月27日、インターコンチネンタル南通にて、当館赤松秀一総領事・大使は、名古屋銀行南通支店に対して、南通市における経済交流・人的交流の功績に敬意と感謝を表し、在外公館長表彰を授与しました。 
  名古屋銀行南通支店は、1986年に江蘇省初の外資銀行として前身となる南通駐在員事務所を開設し、増加する外資金融需要に対応するため2011年に南通支店に昇格させました。開設以来、300社以上の日系企業の誘致に大きな役割を果たし、南通市の発展に貢献しています。また、経済分野のみならず、日本の大学への留学生奨学金制度の創設支援や南通師範第一附属小学校への奨励基金の設置等の人的交流も行っております。
  赤松大使は、挨拶の中で、名古屋銀行南通支店が30年以上にわたって南通市と日本の間で多様な交流を推進してきたことに敬意と感謝を表するとともに、経済交流・人的交流促進のためより一層の貢献を期待する旨述べました。
  名古屋銀行の安達啓介法人営業部統括次長は受賞に際し、「開設以来、『地域社会の繁栄に奉仕する。これが銀行の発展と行員の幸福を併せもたらすものである』という名古屋銀行の社是に基づき、様々な取り組みを行ってきた。今後も引き続き、南通市と日本の発展のために一層努力していきたい」と述べました。
 


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