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日中国交正常化45周年記念事業

 

「津軽三味線の調べ――初秋の和楽器コンサート」を開催しました

 

 

  9月20日夜,当館多目的ホールにて,日中国交正常化45周年記念事業「津軽三味線の調べ ―― 初秋の和楽器コンサート」を開催しました。生憎の雨模様となりましたが,多くの皆さんが津軽三味線の演奏を楽しみに,会場に足を運んでくださいました。

 

  このたびのコンサートは,オーストラリア・メルボルンを拠点に世界各地で演奏活動を行っている津軽三味線演奏者の只野徳子さんが,当地を訪問される機会を活用して開催に至ったものです。只野さんも中国の方々の前での演奏は初めてであり,どのように受け止めていただけるか不安も感じつつも,民謡だけではない津軽三味線の魅力を是非上海の皆さんに体感していただきたい,と楽しみにしておられました。

 

  コンサートは,只野さん初めての自作曲である「Vertigo」からスタート。テンポのよい曲に観客の皆さんも津軽三味線の世界に一気に引き込まれます。

 

  引き続き,津軽三味線の歴史から楽器そのものの魅力について紹介しつつ,津軽三味線を実際に体感していただくワークショップが開催されました。観客の皆さんとのやりとりを通じながらのワークショップは非常に興味深い内容でありながらもわかりやすく,皆さん熱心に聞き入っていました。  

 

初めて津軽三味線に触れる観客の方とのセッション。

 

  その後は,定番の「津軽じょんがら節」を始めとする日本の民謡曲を中心とした迫力のある演奏が行われました。

 

熱唱する只野さん。非常に気持ちよく歌えたとの感想を述べられました。

 

演奏に引き込まれる観客の皆さん

 

  10分ほどの休憩を挟んで,伝統的な民謡と現代的な只野さん自作曲の双方を織り交ぜた後半のプログラムが始まりました。


  後半は,津軽三味線単体の演奏だけではなく,二胡奏者の宮原りょう子さん,打楽器奏者の中村明奈さんと共に,それぞれの楽器とのセッション演奏が行われました。他の楽器と絡むことで,津軽三味線のまた新しい音色が会場に響きます。

  

二胡奏者・宮原りょう子さんとのセッション。同じ弦楽器で有りながら奏法の異なる2つの楽器の音色が絡み合い,印象的な調べが紡ぎ出されます。

 

引き続き,打楽器奏者・中村明奈さんとのセッションでは,津軽三味線の打楽器の面が引き出されたリズミカルな演奏で,会場の熱気も高まります。

 

 

  あっという間の2時間が過ぎ,最後は只野さんを始めとする3名の演奏者の方からのご挨拶をもってコンサートは終了しました。


  観客の皆さんからは迫力のある演奏や,分かりやすいワークショップについて高い評価をいただきましたが,何よりも「演奏者が楽しそうに演奏していたのがよかった。」というコメントが非常に印象的でした。実際,只野さんご本人からも,上海の皆さんの熱気に押されて,非常に楽しく演奏ができた,また是非上海の皆さんの前で演奏をしたいとのコメントをいただきました。

 

 

  今後とも当館は,さまざまな分野で日中文化交流を推進するイベントを開催していきます!!

 

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