３月２５日、「２０１６年無錫国際花見ウィーク」の一環として、開幕式での邦楽演奏や浴衣着付け体験などの日本文化紹介イベントを実施しました。 　当日は天候にも恵まれ、満開の桜を楽しもうと、無錫を始め各地から多くの市民が訪れました。

 

開会式

　日中の政府関係者や友好団体の方々などが多数参加し、花見ウィークの開幕式が行われました。当館からは総領事が挨拶を行い、邦楽演奏家の名村茂代先生、山上明山先生他、４名による邦楽曲「春の海」や「さくら」の演奏も行いました。美しく咲き誇る桜をバックに、箏と尺八が奏でる和の調べにしばし酔いしれました。

 

和楽器演奏体験

  名村先生方には、和楽器演奏ワークショップも実施いただきました。中国の方々にもおなじみの「となりのトトロ」や「茉莉花」等の演奏とともに、和楽器の紹介を行い、その後は参加者の大学生の皆さんに和楽器演奏も体験していただきました。

 

浴衣の着付け体験

  上海等で着付け教室を主宰する着付け講師の姜依秋先生に、浴衣の着付けを教えていただき、４０名の参加者全員が着付けを体験しました。

 

苺大福作り体験

  無錫日航ホテル内の日本料理店「弁慶」の前田謙司料理長に、和のスイーツ・苺大福の作り方をレクチャー・デモンストレーションしていただきました。参加者の学生さんたちにも実際に作って苺大福のおいしさを味わっていただきました。

 

  会場の黿頭渚公園は、１９８０年代後半から日中友好を願い、毎年桜の植樹が行われてきました。その努力の甲斐あって、現在では３万本を超える桜が美しく咲き誇り、中国では屈指の桜の名所となっています。 そのような日中友好の絆で結ばれた無錫の地で、今年も皆さんとともに、桜を愛でることができ、大変嬉しく思います。無錫の皆さん、どうもありがとうございました！