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皆さんは「麺」と言ったらどんな麺を思い浮かべますか?日本を代表する麺は蕎麦です。日本には、新年を前にした大みそかに「年越し蕎麦」を食べる風習があります。蕎麦は日本の文化に根付いた麺だと言えるでしょう。
3月7日、これまであまり蕎麦に馴染みのなかった皆さんに蕎麦に慣れ親しんでいただこうと、当館は、株式会社永谷園、上海永谷園食品貿易有限公司、竿屋、上海ベスト広告有限公司のご協力を得て、「日本の麺『蕎麦』~栄養豊富な蕎麦を打って、味わおう~」を開催しました。
イベントの冒頭では、上海永谷園食品貿易有限公司総経理の房兆融氏が、蕎麦の効能、作り方、食べ方等について説明してくださいました。
実は中国は世界第二位の蕎麦生産国だったんですね。参加者の皆さんにとっても意外だったようです。蕎麦に含まれる成分は、コレステロールや血圧を下げる効果を持っていますし、つゆもあっさりしているので、とてもヘルシーな食材です。季節や好みに応じて冷たい蕎麦、暖かい蕎麦のどちらも楽しめるのもいいですね。
説明が終わって、いよいよ、蕎麦打ち名人の川原幸雄氏の登場です。北海道の蕎麦打ち団体「そばうたん会」に所属し、蕎麦打ちの指導等を行っていらっしゃいます。今回のイベントのため、わざわざ北海道から来てくださいました。
最初に、蕎麦、小麦粉に水を加えてなじませます。この何気ない工程が、蕎麦打ちの成否を左右するもっとも重要な工程なんだそうです。その後、混ぜて、捏ねて、棒を使って伸ばします。伸ばす前は丸かったのに、伸ばすうちになぜか長方形に。伸ばした後は、折りたたんで切っていきます。手際のよい職人技に、参加者から歓声が上がりました。
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房総経理が分かりやすく説明 川原名人の流れるような蕎麦打ち
次は参加者の皆さんお待ちかねの蕎麦打ち体験です。上海永谷園の社員さんたちが、捏ねるところまでやってくれたので、伸ばす工程から体験します。簡単な工程のように見えますが、長方形になるように伸ばすのは実は難しい!また、均等な太さに切るのもやはり難しい!難しいけれど楽しい作業に、会場が盛り上がりました。
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子供たちもとても楽しそうにそばうちに挑戦! 川原名人がテーブルを回って丁寧に指導
続いて、出来立ての蕎麦を味わいます。蕎麦打ち名人の打った蕎麦と参加者の打った蕎麦を、つけ汁でいただきます。見た目はかなり違うけど、どちらも美味しい!やはり出来立ての蕎麦の味は格別です。さらに、上海永谷園の工場で作られた蕎麦を、温かい汁でいただきます。冷たい蕎麦、温かい蕎麦、蕎麦には色んな楽しみ方があって、日常の食卓にも取り入れやすそうですね。
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最後は、質疑応答です。参加者の疑問・質問に、房総経理と川原名人が丁寧に答えてくれました。参加者の皆さんには本日のイベントに関するアンケートに答えていただきました。お帰りの際には、上海永谷園の蕎麦をお土産としてプレゼント!参加者の皆さん、とてもうれしそうでした!
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アンケートに真剣に答えていただきました。 |
今回のイベントでは、参加者の皆さんに、蕎麦の文化、日本食の文化に触れていただきました。今後は是非、レストランや日常の食卓で、蕎麦を楽しんでくださいね。そして、ご家族やご友人にも、蕎麦、日本食の魅力を伝えてください。そして、このウェブサイトをご覧になった皆さんにも、蕎麦、日本食に興味を持ってもらえることを期待しています。
今回のイベントは、協力企業各社のご協力を得て実現しました。
お茶づけ等で有名な株式会社永谷園は、グループ企業が蕎麦の製造・販売も行っており、今回のイベントの趣旨に賛同し、そば職人の派遣、道具・食材の提供等を行ってくださいました。イベント運営を手伝ってくださった上海永谷園食品貿易有限公司、上海ベスト広告有限会社の皆様、会場を提供してくださった竿屋(鹿児島料理レストラン)の皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
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