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日本文化講座を実施しました!

 

シュトゥットガルト国際アニメ映画祭グランプリ受賞作品


-新海誠監督最新作「言の葉の庭」鑑賞会~関係者が明かす制作裏話

 

 

 

©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

 

 私たちはみんな若い頃の多感な時期を過ぎて大人になっています。そしてその若い頃の想い出は、ちょっとしたことですぐにありありと蘇ってきます。特にメランコリックな雨の日には。。。。。

 

 9月26日、当館多目的ホールにおいて、今や世界的に人気の高い日本の映画監督である新海氏の最新作「言の葉の庭」を上映したのち、関係者が映画制作の裏話を紹介するイベントが開催されました。

   新海誠監督の作品は、これまでも当館で上映会を開催してきましたが、今回、特に「裏話」が聞けるということで、上映のお知らせをした後、あっという間に定員になってしまうほどの人気でした。

  この日、「裏話」を披露してくださったのは、皮楽企業管理(上海)有限公司副総経理の青木佐登留さんです。青木さんは、新海監督とも親交が深く、新海監督の映画づくりのポイント、生い立ちやキャリア、どのようにして「新海」色が出るのか、など、様々な観点から大変楽しいお話をしてくださいました。

 


超満員の会場

オープニングから皆さん画面に引きつけられています

©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

  美しい映像が続きます。このリアルで美しい映像も新海作品の魅力のひとつです。

 

 青木さんはおっしゃいます。新海監督のふるさとは都会ではなく、山や河がひろがる地域だったので、作品の自然の美しさも、そういった幼少期の体験がもとになっていると。

  「言の葉の庭」の舞台は大都会・新宿ですが、それでも、雨のシーンのわずかに射す光や公園の緑などは、とても美しく、まるで実写の自然を背景にアニメの人物が歩いているようでした。

  その秘密のひとつは、「色」。普通のアニメも、光と影のコントラストを色で表現しますが、新海監督はさらに反射光の色(例えば、光が周囲の木々の緑に反射するとき、人物の上に光が射す光が緑色の色彩を帯びる)まで緻密に再現しています。こうした細かい描写が重なって、新海作品が完成します。こうした、制作現場を知っている人でないとわからない「裏話」は、お集まりの皆さんにとってもとても新鮮で、ずっと熱心にメモを取られている方もいらっしゃいました。

 

講演する青木さん

中国語による軽快なトークに、会場からは笑い声も
質問にも熱がこもります

 

 

©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

実際の映像を使っての解説はとてもわかりやすい!

 

  今回、改めて新海監督の人気の高さを認識した上映会でした。最後の質問者から「新海監督は次にいついらっしゃるんですか?」との問いがあり、青木さんからの「今、新海監督は新作の企画に取り組んでいるので、その新作の発表時期に期待しましょう!」との回答に、会場からは歓声が上がりました。
   アニメの世界だけでなく、その世界観が若い人に圧倒的に支持されている新海監督。次回の作品を楽しみにしています!早く次回作と新海監督に会いたい!またこの感動を私たちに届けてほしいと強く希望します!

 

©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

 

   広報文化センターは、これからも魅力溢れる日本の文化や、エンターテイメントに触れられる講座をたくさん提供していきます。どうぞお楽しみに!

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