ビジネスでもプライベートでも、初めての人に会う機会は意外と多いものですが、そんな初対面の場で相手に与える第一印象はとても大事です。初対面で「感じのいい人」と思われるにはどうしたらいいのでしょう？

 

　7月4日、当館多目的ホールにおいてビジネスマナーとスーツの着こなしのプロのお二人をお招きし、「ライバルに差をつけろ！ビジネスマナーと身だしなみ講座」を開催しました。

 

　まずは、数多くの名だたる企業において、従業員のビジネスマナー研修の講師を務めてこられている鄭衛先生。挨拶の仕方から、歩く・座る・名刺を渡すなどの練習まで、私たちが日頃何気なく行っている基本的な動作を意識することで、印象が変わるということを実践的に教えていただきました。

立ち姿がとても素敵な鄭先生。

 

みんなで笑顔を作る体操。

緊張しながらも笑顔で自己紹介。

 

　次に、紳士服ブランド・コナカの上海永新城店長を務め、学生や社会人向けにスーツの着こなしセミナーを実施してこられた杉原一臣先生。相手に良い印象を与えるには、季節にあったコーディネートやTPOに応じた服を選ぶ必要があるということを、具体的な例を挙げて説明していただきました。

 

「季節に応じてスーツやネクタイの色を変えるとオシャレです。」

「女性がワンピースを着るときは、アクセサリーがポイントです。」

 

　最後に、会場のみなさんから選ばれた4名に実際にスーツを着ていただき、どれだけ印象が変わるかを体験していただきました。

 

スーツ試着体験前、少し緊張した面持ちの参加者の皆さん。

カジュアルな印象から一変、素敵なビジネスパーソンに変身！

 

　以上、経験豊富な2人の先生による充実した２時間の講座でした。終了後、参加者からは「参加型の講座でとても面白かった」「プロフェッショナルな内容でわかりやすかった」というコメントをたくさんいただきました。

 

   日本の“おもてなし”の精神は、他人を思いやるところから始まります。きちんとしたマナーや着こなしは、相手に不快感を与えないための気遣い、つまり相手への“おもてなし”とも言えます。今回の講座を通して少しでも日本の“おもてなし”の心を感じていただければ嬉しく思います。

 

    コツさえわかれば、誰でも良い第一印象を与えることができます。まずは笑顔で挨拶から始めてみましょう。きっとあなたに対する周りの反応も変わりますよ！

 

   当館は、これからも日本の最新ファッションから伝統文化まで、さまざまなジャンルの日本文化講座をたくさん提供していきます。どうぞお楽しみに！

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