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新型インフルエンザ関連情報(中国2例目の感染確認)

2009年5月13日
在上海日本国総領事館
5月13日、中国衛生部は、山東省において中国国内(香港を除く)第2例の新型インフルエンザ(H1N1)感染事例が確認された旨を公表しました。

 

患者は19歳のカナダ留学中の中国人男性で、5月7日12時(カナダ時間)にAC029便でカナダを出発し、5月8日14時30分に北京に到着、5月11日夜にD41列車で北京を離れ、当日の22時35分に済南に到着した後で感染が確認され、現在、済南市伝染病病院で隔離治療を行っているとのことです。

在中国日本国大使館が中国当局に確認したところ、この患者が搭乗した飛行機(AC029便)には日本人の同乗者はおらず、現時点では本件に関連して日本人が医学観察の対象になっているとの情報はないとのことです。

 

在留邦人の皆様におかれましては、引き続き冷静に事態の推移及び関連情報にご留意いただくよう、お願いいたします。
当館では、引き続き状況を注視し情報収集に努め、今後、関連情報を迅速に提供していきます。

 

なお、日本での感染事例が確認されたことに伴い、今後、本邦から当地着の航空機については、空港での検疫が強化される可能性があります。実際、上海以外の空港では、既に機内検疫等が実施されているとの情報もありますので、ご留意下さい。

 

(以下5月13日付の感染症広域情報)
1.2009年4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルをフェーズ4から5へ引き上げました。
  メキシコについては、別途、「感染症危険情報」を発出しています。メキシコへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。
  また、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認された国(28か国(日本を除く。))に対しても、別途、「感染症危険情報」を発出しています。渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。特に、カナダ、米国については、感染が拡大していること、死亡者が発生していること、及び同地域から帰国した邦人の感染が確認されていること、等をふまえ、十分に注意してください。また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。

 2009年5月13日午前8時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはWHOが発表した国は以下のとおりです。メキシコ、米国、カナダ及びコスタリカを除き、各国とも死亡者はありません。
(1)WHOが同時点で公表している感染状況
  感染が確認された国 30か国、感染者数 5,251人
    メキシコ     感染者数   2,059人(うち 56人死亡)
    米国       感染者数   2,600人(うち 3人死亡)
    カナダ      感染者数    330人(うち 1人死亡)
    コスタリカ    感染者数     8人(うち 1人死亡)
    スペイン     感染者数    95人
    英国       感染者数    55人
    パナマ      感染者数    16人
    フランス     感染者数    13人
    ドイツ      感染者数    12人
    イタリア     感染者数     9人
    ブラジル     感染者数     8人
    イスラエル    感染者数     7人
    ニュージーランド 感染者数     7人
    日本       感染者 4人
    エルサルバドル  感染者数     4人
    韓国       感染者数     3人
    オランダ     感染者数     3人
    コロンビア    感染者数     3人
    スウェーデン   感染者数     2人
    ノルウェー    感染者数     2人
    中国(含む香港) 感染者数     2人
    アイルランド   感染者数     1人
    アルゼンチン   感染者数     1人
    オーストリア   感染者数     1人
    グアテマラ    感染者数     1人
    スイス      感染者数     1人
    デンマーク    感染者数     1人
    ポーランド    感染者数     1人
    ポルトガル    感染者数     1人
    豪州       感染者数     1人

(2)現地政府のみが発表している国
    タイ       感染者数     2人(タイ保健省発表)
    フィンランド   感染者数     2人(フィンランド社会保健省発表)
    キューバ     感染者数     1人(キューバ保健省発表)
 
  また、5月13日午前8時現在、感染疑いがある国は以下のとおり(報道含む。13か国)です。
  インド、インドネシア、フィリピン、チェコ、ブルガリア、ルーマニア、ロシア、ウルグアイ、チリ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス


2.新型インフルエンザとは
  動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
  今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザに位置づけられたところです。


3.豚由来インフルエンザがヒトに感染した場合
  発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。


4.日本帰国時の健康チェック
わが国では、検疫体制を強化しており、厚生労働省が定める新型インフルエンザが蔓延している国・地域(5月12日現在、メキシコ、米国(本土)、カナダ)から入国する方に対し、機内検疫を実施しています。インフルエンザ様症状がある場合には検査を行い、必要に応じ、隔離、停留又は保健所の健康監視下等におかれる場合がありますので、到着時の検疫所の指示に従ってください。なお、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。


5.感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。


6.海外における入国時の健康チェック
現在、多くの国においては、入国時の健康チェック(体温確認等)が行われています。その際、発熱、インフルエンザ様症状が疑われた場合には、新型インフルエンザ感染の確認等のため、一定期間停留を求められる場合がありますので、日本出発時に発熱等不調を感じられた場合には出発前に都道府県による新型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター(http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html)等にご相談されることをお勧めします。


(問い合わせ先)
○外務省新型インフルエンザ相談窓口
  電話:(代表)03-5501-8000
     (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
  電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
           (携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/

(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
  http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
  http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
  http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html