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新型インフルエンザ関連情報(上海市における新型インフルエンザ情報)

2009年5月6日
在上海日本国総領事館
5月5日、上海市外事弁公室主催で各国領事団を対象とした新型インフルエンザ説明会が行われ、その概要は以下のとおりです。

 

1.上海市検疫局関係者より、入国の際には、健康チェックシートの記入、体温測定など、中国の検疫関係の法律に基づき、検疫関連の手続が必要となる旨説明がありました。また、多数の入国者で検疫官の業務量が増加し、入国までに時間がかかっている(少なくとも1時間以上)とのことです。


■ 検疫に関する問合わせ(24時間)
フリーダイアル:800-988-5890(中国語、英語のみ)

 

2.上海疾病予防控制中心(CDC)関係者より、5日現在、上海市で新型インフルエンザ患者の発生例がないとの報告があり、また、上海市内の医療機関での発熱外来の開設や感染防御品、医薬品、検査用品等の備蓄強化など、上海市政府及び各衛生部門がとっている新型インフルエンザ流行予防対策についての説明がありました。
さらに、新型インフルエンザにかかった場合、指定の病院(成人の場合、上海市公共衛生中心。児童の場合、復旦大学附属小児科医院)で隔離治療を受けることになりますが、隔離中は目下のところ患者に携帯電話の使用を認め、外部とのコンタクトを可能にしているとの説明もありました。ただし、家族による見舞いなど、隔離中の患者への接触は感染防止のため勧めないとのことです。
在留邦人の皆様におかれましては、引き続き冷静に事態の推移及び関連情報にご留意いただくよう、お願いいたします。

また、5月6日付で、外務省より感染症広域情報「新型インフルエンザの流行について(第7報)」が発出されましたので、下記をご参照下さい。
当館では、引き続き状況を注視し情報収集に努め、今後、関連情報を迅速に提供していきます。

 

(以下感染症広域情報)

1.2009年4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルをフェーズ4から5へ引き上げました。
  メキシコについては、別途、「感染症危険情報」を発出しています。メキシコへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。
  また、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認された国・地域(21カ国・地域)に対しても、別途、「感染症危険情報」を発出しています。渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。

 2009年5月6日午前8時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはWHOが発表した国・地域は以下のとおりです。メキシコ及び米国を除き、各国・地域とも死亡者はありません。
(1)WHOが同時点で公表している感染状況
  感染が確認された国・地域 21カ国・地域、感染者数 1490人(前日比+405人)
    メキシコ
     感染者数    822人(うち 29人死亡)
    米国
     感染者数    403人 (うち 1人死亡)
    カナダ
     感染者数    140人
    スペイン
     感染者数    57人
    英国
     感染者数    27人
    ニュージーランド
     感染者数     6人
    ドイツ
     感染者数     9人
    イスラエル
     感染者数     4人
    フランス
     感染者数     4人
    オーストリア
     感染者数     1人
    オランダ
     感染者数     1人
    スイス
     感染者数     1人
    香港
     感染者数     1人
    デンマーク
     感染者数     1人
    韓国
     感染者数     2人
    コスタリカ
     感染者数     1人
    アイルランド
     感染者数     1人
    イタリア
     感染者数     5人
    エルサルバドル
     感染者数     2人
    コロンビア
     感染者数     1人
    ポルトガル
     感染者数     1人

(2)現地政府が発表している国
    グアテマラ(※今回新たに感染が確認された国)
     感染者数     1人(グアテマラ保健省発表)

 また、5月6日午前8時現在、感染疑いがある国は以下のとおり(報道含む。17カ国)です。
  インド、オーストラリア、スウェーデン、チェコ、ノルウェー、ルーマニア、ロシア、アルゼンチン、チリ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ブラジル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ベナン

 

2.新型インフルエンザとは
  動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
  今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する乙類伝染病に位置づけられたところです。

 

3.豚インフルエンザがヒトに感染した場合
  発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。

 

4.感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。

 

5.海外における入国時の健康チェック
  現在、多くの国においては、入国時の健康チェック(体温確認等)が行われています。その際、発熱、インフルエンザ様症状が疑われた場合には、新型インフルエンザ感染の確認等のため、一定期間停留を求められる場合がありますので、日本出発時に発熱等不調を感じられた場合には出発前に都道府県による新型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター(http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html)等にご相談されることをお勧めします。

6.日本帰国時の健康チェック
  わが国では、検疫体制を強化しており、厚生労働省が定める新型インフルエンザが蔓延している国・地域(5月6日現在、メキシコ、米国、カナダ)から入国する方に対し、機内検疫を実施しています。インフルエンザ様症状がある場合には検査を行い、必要に応じ、隔離、停留又は保健所の健康監視下等におかれる場合がありますので、到着時の検疫所の指示に従ってください。なお、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。

(問い合わせ先)
○外務省新型インフルエンザ相談窓口
  電話:(代表)03-5501-8000
     (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
  電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
          (携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/

(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
   http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
   http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
   http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html