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鳥インフルエンザについての注意喚起:江蘇省でヒト感染2例目の発生

2007年12月12日
在上海日本国総領事館
1.12月7日、江蘇省衛生庁は、同ホームページ上で、江蘇省で高病原性鳥インフルエンザに感染した新たな患者が発生した旨の発表をしました。その概要は以下のとおりです。

(1)患者は陸氏、52歳男性、江蘇省南京市在住。12月2日に鳥インフルエンザと診断され死亡した患者の父親。

(2)12月3日夜に発熱症状を起こし、「左下肺炎」と診断され入院。12月5日、江蘇省疾病予防控制中心が患者の気道から採取したサンプルを検査した結果、鳥インフルエンザウイルスH5N1型の陽性を確認した。12月6日、中国疾病予防控制中心が患者の気道から採取したサンプルを検査した結果、やはり鳥インフルエンザウイルスH5N1型の陽性を確認した。

(3)世界保健機関及び中国の診断基準に基づき、江蘇省鳥インフルエンザ専門家グループは、男性を高病原性鳥インフルエンザの感染例と診断した。

(4)感染確認後、現地政府は「高病原性鳥インフルエンザの対人感染緊急マニュアル」に基づき、然るべき措置を採った。男性と密接に接触した全ての人に対して医学的フォローアップを行っているが、今のところ臨床上の異常は見られない。

2.12月2日に鳥インフルエンザで死亡した男性のケースと同様、今回のケースでも感染源は未だ確認されていません。12月10日の中国衛生部の公式発表によると、「ウイルスは禽源性であり、本質的な変異は発生しておらず、人から人へうつる生物学的な基礎は備えていない」とされていますが、人から人への感染事例となる可能性は排除できません。引き続き各人で感染予防に心がけるようにして下さい。

3.厚生労働省では、鳥インフルエンザが確認された者が江蘇省南京市在住であったことを受けて、12月9日より検疫体制を次のとおり強化しています。ご留意下さい。

鳥インフルエンザ(H5N1)発生国からの入国者について、
(1)サーモグラフィー(熱感知装置)等により、インフルエンザ様症状の者(38℃以上の発熱及び急性呼吸器症状がある者)を確認。

(2)(1)で確認されたインフルエンザ様症状の者については、10日以内に、
①鳥インフルエンザ(H5N1)に感染している又は感染している疑いのある鳥と接触したか
②鳥インフルエンザ(H5N1)に感染している又は感染している疑いのある患者と接触したか
③中華人民共和国からの入国者については、江蘇省南京市に滞在していたか を確認。

(3)(2)で、①、②の接触歴、または③の滞在歴が確認された者については、鳥インフルエンザ(H5N1)に感染しているかどうかの検査を実施。

(4)(3)の検査の結果、鳥インフルエンザ(H5N1)に感染していることが確認された者や、検査中にH5型の鳥インフルエンザへの感染が確認された者は、入院し、治療。