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鳥インフルエンザについての注意喚起:上海市内での感染疑い例患者の死亡

2006年3月24日
在上海日本国総領事館
1.3月24日、上海市疾病預防控制中心(上海市CDC)は同ホームページ上で、文匯報(上海市の日刊新聞)の報道として、上海市で鳥インフルエンザ感染疑いの患者が発生して既に死亡した旨の記事を以下の通り掲載しました。

(1)患者は李氏。29歳、女性。上海市への出稼ぎ者。咳、発熱などの呼吸器症状があって3月15日に初診。治療中に症状が増悪し、21日夜に肺炎で死亡した。

(2)上海市医学専門家チームの総合診断では、人感染高病原性鳥インフルエンザ疑いとされ衛生部専門家チームに報告され、更に国家専門家チームによる疫学調査が行われている。 上海市衛生部門は既に鳥インフルエンザ防疫対策を実施し、患者との密接接触者に対して厳密な医学観察を行ったが、現在のところ異常症状を呈するものは発見されていない。上海市疾病預防控制中心防疫チームは患者と関係のあった場所の疫学調査を行い、消毒、健康教育などの措置を行った。

(3)上海市重大動物防疫指導部は、上海市内では動物性鳥インフルエンザは発生していないと発表した。政府の関連部門は更に監視調査を強化し、動物検疫または家禽市場の消毒管理を実施する予定である。

(4)専門家は、鳥インフルエンザは予防、コントロールが可能で、今までのところ人から人への感染も見られておらず、良好な飲食習慣を保ち健康な生活習慣を守れば、有効に防疫可能である、とコメントした。

2.今回のケースは疑い例であり最終的な結果は発表されておらず、患者の出身地、感染経路、その他詳細は不明です。しかし、恐れられている人から人への感染は、未だ確認されてはいません。また、上海市内での鳥インフルエンザの発生も確認されてはいません。引続き各人で、予防に心掛けるようにして下さい。 現段階での鳥インフルエンザに対する予防として、以下の諸点に注意してください。

●鳥インフルエンザが発生した地域に立ち入らない
●死んでいる野鳥などには近寄らない
●生きた鳥を扱う市場や農家などには近づかない
●鶏肉は適切に加熱調理する (自分では捌かない)
●鶏卵は良く洗い、適切に加熱調理する

また、以前から言われている対策として、以下のことも有効です。
●うがい・手洗いを励行する
●人混みを避ける
●不摂生をしない(抵抗力を弱めない)
●保湿に注意する(加湿器やマスクなど。ウィルスは乾燥に強い)