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鳥インフルエンザ関連情報(第34報)

(福建省における感染例の発生など)

                                                                                                                  在上海日本国総領事館

                                                                                                                        2013年5月7日

1.福建省衛生庁は、6日、福州市で遡及診断の結果1例の感染があったことを確認し、当該患者はすでに回復、退院していることを発表しました。感染例に関する発表内容は以下の通りです。なお、福建省では、4日にも感染例1件が確認されており(注:右感染例の詳細については、在広州日本国総領事館のホームページをご参照願います)、同省の感染例は計5例となっています。

 男児、張某、9歳、福州市倉山区在住。4月26日午後、疲労、下痢の症状があり、夜には発熱。27日に福州市第二医院で受診、問診治療により回復。29日以降は臨床症状なし。福建インフルエンザモニタリング医院である福州市第二医院は、男児のサンプルを福州市疾病コントロールセンターに送付、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染陽性を確認。その後、福建省疾病コントロールセンターにより遡及的に診断が確定。病状は軽く、5月4日、5日のウイルス検査で陰性となり、退院した。


2.中国国家衛生・計画生育委員会は、6日、1日~6日の鳥インフルエンザA(H7N9)の感染等の状況を発表しました。同発表によれば、同一週間で中国本土の感染例は2例(いずれも福建省)増えています。また、死亡例は計31例となっており、同1週間で4例増えています。詳細は現時点では発表されておりませんが、江蘇省2名、浙江省1名、安徽省1名の治療中の患者が新たに死亡した模様です。

 

3.これにより、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省の2市8省の計130名(上海33名、安徽4名、江蘇27名、浙江46名、北京2名、河南4名、山東省2名、江西省5名、福建省5名、湖南省2名)となり、そのうち、死者は31名(上海13名、安徽2名、江蘇8名、浙江7名、江西1名)となりました。 
※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。

 

 

4.上海市と浙江省で治療中であった患者の退院に関する上海市の発表及び浙江省地元紙の報道内容は以下の通りです。
(1)上海市発表
馬某(76歳、女性)が3日に退院。陳某(78歳、男性)及び李某(75歳、女性)が5日に退院。林某(62歳、男性)が6日に退院。(当館注:右4名の詳細は、当館の「鳥インフルエンザ関連情報」の第12報、第16報、第23報、第11報をご参照願います。)
(2)浙江省地元紙(「浙江日報」など)の報道
曹某(38歳、男性)他10名が3日に退院した。(当館注:右男性の感染については当館の「鳥インフルエンザ関連情報」の第15報をご参照願います。残りの9名の人定事項は現時点では明らかにされていません。)

 

5.5日、中国農業部は、山東省、江西省、広東省で採取されたサンプルの計5件について、鳥インフルエンザA(H7N9)の陽性を確認したことを発表しました。同発表によれば、5件の内訳は、山東省棗庄市市中区幸福路市場の3件、江西省南昌市南昌県向塘鎮の1県、広東省東莞市東城三島卸市場の1件となっています。

 

6.かかる状況を受けて、在留邦人の方におかれては、以下の諸点にご注意願います。

(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。医療機関受診の際の注意点等については、当館ホームページの「鳥インフルエンザ関連情報」ページに掲載しておりますのでご確認ください。

(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html

(5)また、4月26日に行われた賀来満夫東北大学大学院医学系研究科教授による講演相談会の資料を当館ホームページに掲載しております。鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴や予防の知識などの情報が多数含まれておりますので、是非ご活用ください。

 

7.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ等でお知らせします。

 

 (参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm