本年7月にも注意喚起をしたところですが、最近においても、日本からの旅行者や出張者が、市内南京路周辺で悪質な「ぼったくり被害」に遭ったとの報告が多く寄せられています。
具体的には、南京路歩行者街で中国人女性や客引き等から、「日本語を教えてほしい。」、「安く飲むことができる店を案内する。」などと英語や片言の日本語で声を掛けられ、誘われるまま喫茶店やカラオケ店等について行ったところ、勝手にアルコール類や食べ物を注文され、飲食代として多額の料金を請求されるという手口で多く発生しています。また、宿泊先ホテルの付近にいる客引きについて行き、同様の被害に遭うケースも報告されています。
特に最近は、店側からの請求額が数万元に及ぶケースや日本人女性が強引に引っ張られて店に連れて行かれるなど、極めて悪質な犯罪被害も発生しています。当館では、邦人の皆様への注意喚起の他、上海市当局に対し、南京路歩行者街周辺の客引きや悪質な飲食店に対する取締りの強化を要請しているところですが、皆様におかれては、見知らぬ女性や客引きには絶対についていかないようご注意下さい。また、夜間に南京路歩行者街を不用意に散策することは控えていただきますようお願いします。
なお、万一被害に遭った場合には、飲食店等の場所を特定した上で、領収書やクレジットカードの利用控えを持参して、速やかに公安局(110番又は派出所)に通報するとともに、当館にご連絡下さい。