(1)11月下旬、上海市松江区内の路上において、日本人女性が後ろから来た男に刃物を突きつけられたもの。女性が大声を出したところ、男は何も取らずに逃走。女性に怪我はなし。
(2)12月上旬、浙江省平湖市内のホテル内において、就寝中の日本人男性が部屋に侵入してきた2人組の男に手足等を縛られ、現金やパソコン、携帯電話等を奪われたもの。男性は自力で脱出して警察に通報。男性に怪我はなし。
(3)12月中旬、上海市長寧区内の路上において、日本人男性が滞在先ホテルまで歩いて帰る途中、4人組の男にいきなり車に引きずり込まれて別の場所に連れて行かれ、スタンガン様の物で脅されて現金を奪われたもの。男性に怪我はなし。
2.また、人混みの多い場所や飲食店内においてスリや置き引き等の盗難被害に遭う事例や、南京路等の観光地における「ぼったくり」被害の事例についても、引き続き多数報告されています。
3.上海市公安局の発表によれば、最近の治安情勢は比較的安定しているとのことですが、11月23日から12月6日までの2週間で約3,800件の窃盗事件が発生しているとのことで、特に住宅への侵入窃盗被害や自動車、自転車等の窃盗被害に増加傾向が見られることから、同局では、こうした犯罪に遭わないよう、注意を呼びかけています。
4.一般的に、年末年始や春節前には各種犯罪被害が増加する傾向にあります。
在留邦人の皆様には、通常以上に周囲への警戒心を高め、自身の安全確保に努めるようお願いいたします。また、休暇で自宅を長期間留守にする場合は、玄関や窓の施錠など、防犯に十分留意して下さい。