最近、上海市内の在留邦人が多く居住する地域において、日本人がひったくり被害や侵入窃盗被害に遭う事件が当館に報告されています。
ひったくり被害では、夜間、虹古路や水城路等の古北地区付近において、バイクに乗車した2人組に、所持していたカバン等をひったくられた事件が数件報告されています。また、在留邦人が多く居住するマンションで、夜間にリビングの窓ガラスを割られて侵入され、室内に置いていた現金やパソコン等が盗まれる被害が報告されています。
当館では、こうした被害の発生を受けて、上海市公安局に対し、事件の早期解決と居住する邦人の安全確保を要請していますが、現在まで犯人が検挙されたとの情報には接していません。
上海市公安局によれば最近の治安情勢は比較的安定しているとのことですが、金融危機の影響を受けて、今後は治安情勢が悪化していく可能性も否定できません。在留邦人の皆様におかれましては、日頃から周囲の安全確保や住居の防犯対策に努めるなどして、こうした被害に遭わないよう充分ご注意下さい。万一、類似の被害に遭った場合には、必ず現場から公安当局へ「110番」通報して被害を届け出るとともに、当館にもご一報いただきますよう、お願いいたします。