1.上海市公安局によると、11月3日から16日までの2週間で約3千件の窃盗事件が発生し、特に顕著な傾向として、レストランでのスリや置き引きが増加しているとして注意を呼びかけています。
これらの犯罪が多発しているエリアとしては、南京路、淮海路、徐家匯、静安寺、五角場、四川北路、上海駅周辺等のレストランやショッピング施設の集中している場所や、盧湾区打浦橋地区、普陀区長寿地区、徐匯区田林地区、宝山区友誼地区、虹口区涼城地区、閔行区xin庄地区、奉賢区南橋地区等の人通りが多い地区であるとしています。
発生地点としては、ファーストフード店やレストラン、ホテル、火鍋店及びバーなどが中心で、発生時間帯は、昼食及び夕食時間帯に集中しているとのことです。買い物や食事をする際、持ち物は常に視界の範囲内に置くなど、注意することが肝心です。
2.当館で取り扱うパスポートの盗難・紛失事案も11月に入り急増しています。中国でパスポートを紛失した場合、公安当局及び当館で所要の手続が必要となり、帰国まで通常1週間ほどを要します。パスポートを持ち歩く際は、身体から離さないように心掛けてください。
3.また、最近、携帯電話を利用した振り込め詐欺が多発傾向にあるとして、公安当局では、相手先の電話番号を確実に確認するよう、注意を呼び掛けています。
4.一般的に、年末年始や春節前には各種犯罪が増加する傾向にありますが、特に海外においては「自分のことは自分で守る」という防犯上の基本的な心構えを再認識することが大切です。
参考:上海市公安局ホームページhttp://gaj.sh.gov.cn/shga/gweb/