1.1月30日、厚生労働省が発表した情報では、本年1月5日に兵庫県で3名、1月22日に千葉県で5名の有機リン中毒の疑いがある事例が発生し、両事例で発症直前に、ジェイティフーズ株式会社(東京都品川区大井1丁目28-1)が中国から輸入した冷凍ギョーザを摂取していたとの情報を東京都から受けて調査したところ、その冷凍ギョーザ(商品名:「手包みひとくち餃子」及び「手作り餃子」)は同一製造者(河北省食品輸出入集団天洋食品工場)で同一時期(2007年11月6日及び7日)に輸入されたものであることが判明しました。調査によると、包材及び嘔吐物から有機リン系殺虫剤のメタミドホスが検出されたとのことです。
2.厚生労働省は、本件の原因として疑われる冷凍ギョウザの製造者(河北省食品輸出入集団天洋食品工場)のすべての製品について、念のため、安全性が確認されるまでの間、輸入自粛、販売中止をするよう関係事業者に要請すると共に、消費者への注意喚起をしているところです。
3. 中国政府によれば、当該工場の製品は主として日本向けであるとのことですが、中国国内のスーパーや小売店でも、同一製品が販売されている可能性がありますので、邦人の皆様におかれましては、これらの食品を摂取しないようご注意ください。
4. 対象となる製品の詳細に関する情報は、随時「厚生労働省ホームページ、緊急情報」で更新されますので、(http://www.mhlw.go.jp)を御参照下さい。