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安全連絡対策協議会の概要

2005年12月12日
在上海日本国総領事館
1.最近の治安状況等(当館説明)

(1)戦後60周年にあたり、特別な年であることも考慮し、特に歴史的に日本と関係の深い記念日については、注意する必要がある旨説明した。

(2)労使間のトラブルに関連し、賃金不払い・債権取り立て等に起因した個人間及び会社間の問題が、会社の実名入りでマスコミに報道されている現況を報告した。また、売買春が元で発生するトラブルについても、所属先会社名等が報道される可能性があることから、企業マネージメントにおけるリスク管理の必要性について説明した。

(3)広州等において日系企業の従業員が、個人間または会社間のトラブルが原因で中国側関係者により拉致される事件が発生している。そのような事件が発生しないよう、その兆候があるかどうかを日頃より十分に注意し、万が一拉致や誘拐等の事件に巻き込まれた場合には、総領事館に一刻も早く連絡を入れるよう説明した。

(4)テロ情報等に関し、イスラム過激派によるホテルへのテロ攻撃を例に挙げつつ、テロ関連情報があった場合には総領事館へ一報するとともに、当館ホームページの情報にも注意して欲しい旨、また今回の協議会をきっかけに、改めて緊急連絡体制網の確認及び強化を図って欲しい旨要請した。

2.鳥インフルエンザについて(当館説明)  鳥インフルエンザとは何か、中国での現況、WHO制定のフェーズと対策、及び予防対策の各項目について説明した。その他、治療薬「タミフル」の有効性と副作用についても説明した。

3.各種トラブルに対する注意喚起(当館説明)

(1)売買春等について  最近、買春で拘留される日本人が増加しており、そもそも売買春は中国で違法であることを再認識するよう注意喚起した。

(2)フグの毒について  フグ食品の製造・販売は上海では禁止されているが、農業貿易市場では塩漬けのフグ干し物等は売買されている。上海ではフグを食べないことが最大の予防策であるが、万が一、魚を食べてフグ中毒のような症状が見られた場合は、直ちに病院へ行き診察を受けるよう注意喚起した。

(3)ガス器具使用について  冬季は、ガス器具使用による一酸化炭素中毒死が頻発する季節であり、上海の一般家庭においても中国人がこの種の事案で死亡する事故が多発している。各メディアで頻繁に報道されていることからも、ガス器具の十分な点検を行うよう説明した。

(4)旅券(パスポート)の管理について  総領事館の長期休館期間及び中国側の長期休暇(春節)期間を改めて紹介し、総領事館にて「帰国のための渡航書」が発行できたとしても、中国側行政機関の休業日等により、出国の際必要な中国滞在査証の取得がすぐにはできず、一週間ほど足止めになるケースもあり得るので、パスポート管理には格別の注意を払うよう説明した。