昨年、上海市内において日本人が強盗に遭う事件が続けて３件発生し、これまで注意を呼びかけていましたが、今年に入り同様の手口の事件が再び発生しています。
事件の概要は、出張で上海に来た日本人男性が、深夜１時頃ひとりで宿泊先のホテルを外出したところ、上海八万人体育館付近の路上で３人の男達に車の中へ引きずり込まれ、別の場所に連れて行かれて監禁された上、現金を奪われた後解放されるといったものです。今回の事件の場合、被害者がクレジットカード類を持参していなかったことから、現金引き出しの被害には遭いませんでしたが、それ以外の点については昨年注意を呼びかけました強盗事件との類似性が指摘されます。
総領事館では、引き続き公安当局に対し、事件の早期解決と再発防止を働き掛けていますが、現在までに犯人グループが検挙されたとの情報には接しておりません。
なお、今回の事件は、昼間であれば人通りの多い場所ではありますが、昨年発生した３件とは発生場所が全く異なっていることから、上海市内のいずれの地区であっても注意が必要です。夜間の外出時にはなるべく複数で出かける、周囲に気を配り、人通りの多いところを歩くなど、同様の被害に遭わないよう十分注意して下さい。
在上海日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Shanghai
