最近、上海市内において日本人が強盗に遭う事件が続けて3件発生しています。
事件の概要は、いずれも上海に出張で来た日本人男性が、夜間ひとりで宿泊先のホテルを外出したところ、付近の路上でいきなり殴られるなどして男数人に車の中に引きずり込まれ、別の場所に連れて行かれて監禁された上、現金を奪われるとともに、クレジットカードの暗証番号を言うよう脅され、現金が引き出された後解放されるといったものです。
3件とも、被害者に大きな怪我はありませんでしたが、被害額はいずれも数十万円に上っています。
総領事館では、公安当局に対し、事件の早期解決と再発防止を働き掛けていますが、現在までに犯人グループが検挙されたとの情報には接しておりません。
これらの事件は、いずれも日本人が比較的よく利用するホテルの付近で発生していることから、夜間の外出時にはなるべく複数で出かける、周囲に気を配り、人通りの多いところを歩くなど、同様の被害に遭わないよう十分注意して下さい。