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SARS関連情報

平成16年1月20日
在上海日本国総領事館
1. 今冬のSARSの現状
(1)重症急性呼吸器症候群(SARS)については、昨年7月5日にWHOがSARS終息宣言を出した後、9月にシンガポール、12月初旬に台湾において、それぞれウイルス研究者1人が感染するケースが発生しました。
(2)昨年12月末、広州市において男性1人がSARS「疑い例」と発表され、本年1月5日、同男性のSARS感染確認が発表されました。その後、本年1月8日及び12日にそれぞれ「疑い例」と公表された広州市の女性及び男性各1人についても、1月17日、広東省衛生局はSARS感染を確認した旨発表しました。
(3)17日に感染が確認された男性1人は、現在、治療を受けていますが、その病状は安定していると言われています。また、残り2人は既に退院しています。これまでのところ、3人の感染者と接触した人に発熱などの異常が見られるケースは発生していません。

2. 上海における措置 
 上記状況も踏まえて、上海市政府の関係部門は、迅速な確定診断体制の整備、迅速な各部門間の報告・情報共有体制の整備等を進めています。現在のところ、特に、住民向けの通告等は出されていませんが、下記にご注意願います。

(1)中国出入国の際の空港における検温、健康申告カードの提出は、前回のSARS流行以来継続されており、37.5度以上の発熱がある場合には、空港内の診療施設で再検査を実施し、SARSが疑われる場合には、指定病院に移送されることがあります。発熱が38度を超える場合には、搭乗できません。
 なお、現在、日本国内の空港検疫所においては、中国広東省、香港から帰国した人及び広東省、香港に向けて出国される人に対して、感染予防のための注意喚起が行われています。
(2)鉄道駅においても体温測定が行われています。37.5~38度の発熱はあるものの咳や呼吸困難等の症状がない場合には、旅行は許されますが、37.5度以上の熱があり、咳や呼吸困難等を伴う場合には、検査のため指定病院へ移送されることがあります。また、38度以上の発熱者は列車に乗車できません。
(3)病院では外来窓口の前に予備検査所が設けられており、全ての患者に対して体温測定が義務づけられています。 

3. 具体的な対策 
 在留邦人の皆様におかれては、これまで通り、うがい、手洗い等の励行、人混みの多い場所はできるだけ避ける等の一般的な注意を遵守するとともに、万一、発熱、咳、呼吸困難等の症状が出た場合には、速やかに医療機関で診察を受けられるようお勧めします。 その場合、事前に、かかりつけの病院やクリニックに電話等で症状等を相談の上、その指示に従って下さい。また、常に当館ホームページ掲載以外の関連情報の入手(下記4.)にも努められるようにして下さい。
 なお、医療関係、SARS関係でご質問、ご相談がありましたら、当館(代表番号:6278-0788)の医務官又は領事班にご連絡下さい。当館の春節休み期間中(1月22日~27日)は、緊急携帯電話(1390-162-8463又は1390-164-5423)に連絡願います。

4. SARS関連情報掲載のホームページ
(1)在中国日本国大使館ホームページ
(2)在広州日本総領事館ホームページ
(3)外務省海外安全ホームページ
(4)厚生労働省ホームページ