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出入国及び航空機搭乗時に行われるSARS関係諸措置

平成15年6月9日
在上海日本国総領事館
 当館が日系航空会社より聴取した標記諸措置は以下の通りです。なお、SARS感染拡大当初、感染力の強い発症者との同乗による感染が報告されましたが、3月22日以降、航空機内での感染事例は報告されていません。また、下記の対応状況は、頻繁に変更され一部は空港、航空会社によって異なる場合がありますのでご注意下さい。

1. 上海発→日本行き(国際線)
[浦東空港出発]
・ターミナルに入ると健康申告カードがあり、すぐに記入して体温チェック(サーモグラフ式) を受けカードに「OK」のスタンプを得た後、各航空会社の搭乗手続きカウンターに進む。(検温 ゲートは10番口から入ったH/Jカウンター付近にある。)
・体温が高目の場合、すぐそばにいる担当官が耳管式体温計等で体温を再度測る。
・37.5℃を超えていると、原則として搭乗手続きに進むことは出来ない。症状によっては 空港内の診療施設にて精密チェックをされる事がある。
・健康申告カードはチェックイン時に航空会社が回収する。
・その後、搭乗までは通常と同じ。

[日本到着]
・機内で配布される「健康質問票」を機内で記入する。国内の空港到着時に「健康質問票」を回収、「健康カード」(注1~2)が手渡される。
(注1)成田では機側に検疫官が待機、関空では検疫官による機内での検温実施時、名古屋では検疫ブースで回収される。
(注2)健康カード:「WHOによりSARS感染地域と指定された地域から戻った人は10日間の外出自粛等の要請等諸注意」が書かれている。なお、6月9日現在、厚生労働省の定める感染地域:トロント、北京、広東省、河北省、香港、湖北省、内モンゴル自治区、吉林省、江蘇省、山西省、陜西省、天津、台湾(上海、浙江省及び安徽省等は自粛対象地域ではない)。
・成田、名古屋、福岡では検疫ブースで、関空では機内及び検疫ブースで体温チェックが行われる。

2. 日本発→上海行き(国際線)

[日本出発]
・日本出発時には特に手続きはなし。(通常通り)
・機内にて配布(シートポケットに既に入っている)される「中国入国検疫申告カード」(通称:健康カード)へ記入が必要。(通常通り)

[浦東到着]
・浦東空港に到着して降機するまでに、一人一人の体温検査(注)が行われる。
(注)航空会社により対応が異なる。中国系の航空会社は巡航中に検温(耳管式)、JAL、ANA等日系航空会社は到着後、機内にて客室乗務員、地上係員により検温(赤外線式、耳管式)が行われ、「中国入国検疫申告カード」右上に体温が記入される。
・全ての旅客の検査が終わり、37.5℃以上の人がいなければ降機OKとなる。
・37.5℃以上の人がいる場合は検疫係官の指示(注)に従う事になる。
(注)これまでの例では、当該旅客のみ検疫所で再度詳細検査となる場合と、周辺の旅客数名が一緒に検疫所で詳細検査を受ける場合がある。その後、検疫官がSARSの疑いがあると判断した場合には市内の病院に収容されるが、これまでの例では当日に解放されている。
・降機後、検疫カウンター前にて再度、全員の体温チェック(サーモグラフ式)が行われる。
・検疫カウンターにて「中国入国検疫申告カード」を提出後、通常の入国審査となる。

3. 上海発中国・国内線
・出発手続きは国際線とほぼ同様。
・浦東空港での国内線の検温ゲートは4番口から入ったDカウンター付近にある。
・到着地での対応は空港ごとに異なるので、現地に問い合わせ。

4. 上海着中国・国内線
・国際線同様、機内にて配布される「健康申告表」への記入が必要。
・巡航中に客室乗務員により体温検査が行われ、「健康申告表」右上に体温が記入される(客室乗務員が測定した数値を自分で記入する場合がある。)。
・到着後、検疫官が「健康申告票」を受領して内容を確認してOKであれば、降機する。
・体温の高い(37.5℃以上)の方がいる場合は、国際線到着と同様の対応となる。

(注)上海市政府の定めるSARS感染地域(香港、海外を含む)から上海に到着した場合は、機内にて2部配布される「健康申告票」の内、1部は機内で検温後、客室乗務員に提出し、残りの1部は24時間以内に上海での宿泊先(ホテル、住居・事務所管理部門等)に提出することが求められている。