総領事館の活動
令和元年12月27日
【活動報告2019年10月】
工商外国語学校における講義
10月23日,日中集中交流月間の一環として,磯俣総領事(大使)が上海市工商外国語学校にて日本語を勉強している学生を対象に「日本と中国―これからの日中関係」というテーマで講義を行いました。
講義では,華東地区と日本及び新時代の日中関係について紹介し,両国の未来を担う若い世代間における漫画,アニメ,音楽などのポップカルチャーの交流についてお話しました。特に商業やパソコンになじみのある工商外国語学校の学生はイノベーション分野における協力に大きな関心を示していました。
質疑応答では学生から日本への留学,日系企業への就職,東京オリンピックの査証発給条件緩和などについて活発なやりとりがありました。
今後,上海市工商外国語学校と当地の日本人学校や日本の中学・高校との交流が活発になることを期待するとともに,当館としても引き続き,積極的にサポートしてまいります。

携程(C-trip)大学講演
10月21日,磯俣大使がC-trip(携程)の社内人材育成機関である携程大学で「『日中新時代』の協力と交流―無限の可能性―」と題した講演を実施しました。新時代の日中関係に向けて,この上海/華東地域で具体的にどのような協力が可能か,特に訪日旅行の更なる充実化のために何ができるか議論しました。200名近く集まった聴衆からは,中国人観光客が日本でレンタカーを借りられるようにしたい,有名なレストランの予約を取るにはどうしたらよいか,日本の査証政策の今後について等の提案・意見が提起されました。これに先立つ10月17日には地方自治体上海事務所一行によるC-trip訪問及び意見交換も実施されました。中国人観光客の訪日旅行の更なる促進・充実化に向けて,中国最大規模のOTAであるC-tripと引き続き緊密に連携してまいります。

宜興,無錫出張
(1)宜興市(10月17日)
常滑市と宜興市との友好交流都市関係締結調印式のため,磯俣大使が宜興市を訪問しました。調印式に先立ち,張立軍・宜興市長と会見し,当方より,両市が経済・文化等幅広い分野で交流を進め,市民間の相互往来も活発化し,青少年,観光,医療・介護,都市管理,イノベーション,省エネ・環境,金融・証券,第三国市場等の様々な分野において日中国民交流が一層強化されることを期待する旨発言されました。張市長からは双方は陶器の町として共通点も多く地方政府間の交流だけでなくより多くの分野での交流拡大を希望する旨発言しました。
なお,常滑も宜興と同じく焼き物で有名な町で,1800年代後半に常滑が宜興から陶工を招聘し焼き物の技術を学んだことが関係の始まりと伺いました。焼き物の町という共通点から交流を重ね,今回の友好交流都市関係締結に至りました。

(2)無錫市(10月18日)
磯俣大使が「江蘇省無錫市恵山区前洲街道鉄路橋村環境学習モデル教室」の竣工式に出席したほか,陸志堅・無錫市副市長と懇談しました。
「江蘇省無錫市恵山区前洲街道鉄路橋村環境学習モデル教室」は,地域住民による生活ゴミの分別の定着化を通じ,生ゴミの堆肥としての再利用を図り,農地に適さない土地の再生及び農業の高付加価値化を実現し,もって農民の生活水準の向上に資することも目的として,地域住民が体験型の環境学習に取り組むためのモデル教室を建設するプロジェクトです。本プロジェクトはODAの形態の一つである草の根・人間の安全保障無賞金協力を活用しています。
1979年に開始された日本の中国に対するODAは,2018年度をもって新規採択を終了。本プロジェクトは,当館の草の根・人間の安全保障無賞金協力として最後の1件であるとともに,日本の中国に対する最終年度の当館の草の根・人間の安全保障無賞金協力3件のうちの1件でした。

第二回東アジアクルーズの持続的発展に向けた意見交換会及び懇談会
10月14日,当館多目的ホール及び総領事公邸にて,第二回東アジアクルーズの持続的発展に向けた意見交換会及び懇談会を開催しました。現在,中国発着の訪日クルーズは調整期を迎えており,この状況を打開すべく,国土交通省港湾局及びみなと総研クルーズ研究所等の日本側関係者と当地旅行会社の中国側関係者と意見交換を行いました。夜の懇親会では大手クルーズ会社の幹部を招待し,率直な議論を行いました。今後も引き続き,同意見交換及び同懇談会を実施してまいります。

Seatrade Cruise Asia Pacificへの出席
10月10日,上海市宝山区で開催された国際クルーズ会議「Seatrade Cruise Asia Pacific」に出席しました。
来賓挨拶の機会に,中国クルーズ市場の調整期を乗り切るために日中間の協力を呼びかけ,また多くのクルーズ船を安全・円滑・快適に受け入れるための日本側の港湾環境整備等の取組をPRし,加えて,第三国における日中民間経済協力の考えに沿った欧米旅行客を対象とした上海起点日本行きのフライ&クルーズを提案しました。
相互交流人口1,500万人の目標達成に向けて,すでに航空関係の拡大が進められており,人的往来のもう一つの柱であるクルーズ分野での関係強化を当地政府関係者及びクルーズ業界関係者に呼びかけました。

上海海洋大学との懇談
10月9日,伍漢霖・上海海洋大学元教授及び鐘俊生・上海海洋大学教授兼国際交流処処長を公邸にお招きし,日中の海洋分野の教育・研究交流の現状について意見交換を行いました。現在,上海海洋大学は,東京海洋大学を始めとする数多くの日本の大学と協定を締結し,頻繁に学生や研究者の交流を行っていると伺いました。今後も継続的な交流を期待しています。

沙海林・上海市人民対外友好協会会長との意見交換
10月8日,沙海林・上海市人民対外友好協会会長/上海市人大常務委員会副主任の来訪を受けて意見交換を行いました。
この意見交換は,沙副主任が新たに市対外友好協会会長も兼ねることになったことに伴い,日本企業が関心を有する当地のビジネス環境の改善等日中協力の強化について意見交換したいとの申入れに応じて行われたものです。当地のビジネス環境の更なる向上に向け,今後も沙会長とも密に連携してまいります。

10月23日,日中集中交流月間の一環として,磯俣総領事(大使)が上海市工商外国語学校にて日本語を勉強している学生を対象に「日本と中国―これからの日中関係」というテーマで講義を行いました。
講義では,華東地区と日本及び新時代の日中関係について紹介し,両国の未来を担う若い世代間における漫画,アニメ,音楽などのポップカルチャーの交流についてお話しました。特に商業やパソコンになじみのある工商外国語学校の学生はイノベーション分野における協力に大きな関心を示していました。
質疑応答では学生から日本への留学,日系企業への就職,東京オリンピックの査証発給条件緩和などについて活発なやりとりがありました。
今後,上海市工商外国語学校と当地の日本人学校や日本の中学・高校との交流が活発になることを期待するとともに,当館としても引き続き,積極的にサポートしてまいります。


携程(C-trip)大学講演
10月21日,磯俣大使がC-trip(携程)の社内人材育成機関である携程大学で「『日中新時代』の協力と交流―無限の可能性―」と題した講演を実施しました。新時代の日中関係に向けて,この上海/華東地域で具体的にどのような協力が可能か,特に訪日旅行の更なる充実化のために何ができるか議論しました。200名近く集まった聴衆からは,中国人観光客が日本でレンタカーを借りられるようにしたい,有名なレストランの予約を取るにはどうしたらよいか,日本の査証政策の今後について等の提案・意見が提起されました。これに先立つ10月17日には地方自治体上海事務所一行によるC-trip訪問及び意見交換も実施されました。中国人観光客の訪日旅行の更なる促進・充実化に向けて,中国最大規模のOTAであるC-tripと引き続き緊密に連携してまいります。
宜興,無錫出張
(1)宜興市(10月17日)
常滑市と宜興市との友好交流都市関係締結調印式のため,磯俣大使が宜興市を訪問しました。調印式に先立ち,張立軍・宜興市長と会見し,当方より,両市が経済・文化等幅広い分野で交流を進め,市民間の相互往来も活発化し,青少年,観光,医療・介護,都市管理,イノベーション,省エネ・環境,金融・証券,第三国市場等の様々な分野において日中国民交流が一層強化されることを期待する旨発言されました。張市長からは双方は陶器の町として共通点も多く地方政府間の交流だけでなくより多くの分野での交流拡大を希望する旨発言しました。
なお,常滑も宜興と同じく焼き物で有名な町で,1800年代後半に常滑が宜興から陶工を招聘し焼き物の技術を学んだことが関係の始まりと伺いました。焼き物の町という共通点から交流を重ね,今回の友好交流都市関係締結に至りました。

(2)無錫市(10月18日)
磯俣大使が「江蘇省無錫市恵山区前洲街道鉄路橋村環境学習モデル教室」の竣工式に出席したほか,陸志堅・無錫市副市長と懇談しました。
「江蘇省無錫市恵山区前洲街道鉄路橋村環境学習モデル教室」は,地域住民による生活ゴミの分別の定着化を通じ,生ゴミの堆肥としての再利用を図り,農地に適さない土地の再生及び農業の高付加価値化を実現し,もって農民の生活水準の向上に資することも目的として,地域住民が体験型の環境学習に取り組むためのモデル教室を建設するプロジェクトです。本プロジェクトはODAの形態の一つである草の根・人間の安全保障無賞金協力を活用しています。
1979年に開始された日本の中国に対するODAは,2018年度をもって新規採択を終了。本プロジェクトは,当館の草の根・人間の安全保障無賞金協力として最後の1件であるとともに,日本の中国に対する最終年度の当館の草の根・人間の安全保障無賞金協力3件のうちの1件でした。


第二回東アジアクルーズの持続的発展に向けた意見交換会及び懇談会
10月14日,当館多目的ホール及び総領事公邸にて,第二回東アジアクルーズの持続的発展に向けた意見交換会及び懇談会を開催しました。現在,中国発着の訪日クルーズは調整期を迎えており,この状況を打開すべく,国土交通省港湾局及びみなと総研クルーズ研究所等の日本側関係者と当地旅行会社の中国側関係者と意見交換を行いました。夜の懇親会では大手クルーズ会社の幹部を招待し,率直な議論を行いました。今後も引き続き,同意見交換及び同懇談会を実施してまいります。

Seatrade Cruise Asia Pacificへの出席
10月10日,上海市宝山区で開催された国際クルーズ会議「Seatrade Cruise Asia Pacific」に出席しました。
来賓挨拶の機会に,中国クルーズ市場の調整期を乗り切るために日中間の協力を呼びかけ,また多くのクルーズ船を安全・円滑・快適に受け入れるための日本側の港湾環境整備等の取組をPRし,加えて,第三国における日中民間経済協力の考えに沿った欧米旅行客を対象とした上海起点日本行きのフライ&クルーズを提案しました。
相互交流人口1,500万人の目標達成に向けて,すでに航空関係の拡大が進められており,人的往来のもう一つの柱であるクルーズ分野での関係強化を当地政府関係者及びクルーズ業界関係者に呼びかけました。
上海海洋大学との懇談
10月9日,伍漢霖・上海海洋大学元教授及び鐘俊生・上海海洋大学教授兼国際交流処処長を公邸にお招きし,日中の海洋分野の教育・研究交流の現状について意見交換を行いました。現在,上海海洋大学は,東京海洋大学を始めとする数多くの日本の大学と協定を締結し,頻繁に学生や研究者の交流を行っていると伺いました。今後も継続的な交流を期待しています。
沙海林・上海市人民対外友好協会会長との意見交換
10月8日,沙海林・上海市人民対外友好協会会長/上海市人大常務委員会副主任の来訪を受けて意見交換を行いました。
この意見交換は,沙副主任が新たに市対外友好協会会長も兼ねることになったことに伴い,日本企業が関心を有する当地のビジネス環境の改善等日中協力の強化について意見交換したいとの申入れに応じて行われたものです。当地のビジネス環境の更なる向上に向け,今後も沙会長とも密に連携してまいります。
