総領事館の活動

令和3年5月28日
【活動報告2021年4月】

 
「国際患者対応からリモート診断へ」~シリーズ「体のトリセツ」第9回~
  4月23日、多目的ホールにて、4社の日系企業の協力を得て「国際患者対応からリモート診断へ」~シリーズ「体のトリセツ」第9回~を開催しました。約40名の参加者は、日本のがん治療の現状や、医療サービスの特徴についての講演を熱心に聴講し、「日本の医療技術への理解が深まり、とても印象に残った」などの意見が寄せられました。
  

磯俣大使による上海市文来高校での講演
  4月15日、磯俣大使は上海市文来高校(国際部中日班)を訪問しました。同校中日班は、2010年に文来高校に設立され、日本のカリキュラムに沿った課程を日本語で教授しており、生徒は上海で2年間学習した後、日本の提携高校へ1.5年間編入し、日本の大学への留学を目指します。
  磯俣大使は、同校の生徒240名を対象に、日本と華東地区との密接な関係、今後の日中両国間の協力・交流の可能性等について説明するとともに、最近の協力・交流の実例を紹介し、生徒達の将来の日中両国に跨る活躍への期待を表明しました。また、日本語能力の高い一部生徒との日本語での交流会に出席し、生徒の日本に対する印象や日本留学後に就きたい仕事、最近の生徒の学習方法などについて聴取しつつ、適宜アドバイスするなどして激励しました。
  

池坊&小原流聯合花道作品展「春の祈愿」
  4月9日、池坊上海支部と小原流上海支部による合同の花展が上海高島屋にて開幕し、西野広報文化部長(当時)が挨拶を行いました。会場には池坊と小原流それぞれの作品と各流派の歴史や特徴についても展示され、大勢の来場者で溢れる会場は「春の願い(祈愿)」というタイトルに相応しく、春らしい華やかな雰囲気に包まれました。
    

第1回蘇州官民対話・業務連絡メカニズム発表式典
  4月9日、蘇州市において、昨年設立された「日中(蘇州)地方発展協力モデル区」に関する当館と蘇州市政府の業務連絡メカニズムの立ち上げを発表するとともに、このメカニズムを活用した第1回目の官民対話を開催しました。四半期ごとの開催が目指されている官民対話は、当面は健康(ヘルスケア)産業を中心に進めていく見込みです。今後もテーマを広げながら、社会のニーズやそれに応えるソリューションについて議論を深めていくことを目指しています。この取り組みに、長江デルタ全域の関係者を含む日中双方の幅広いプレイヤーの参画を期待しています。(詳細別添
 

磯俣大使の揚州出張
  4月7日から8日にかけて、磯俣大使は「2021年揚州世界園芸博覧会」の開幕式に出席するため、江蘇省揚州市を訪問しました。開幕式には各国領事団関係者等も多数参加しました。
  開幕式に先立ち、磯俣大使は、張宝娟・揚州市長と意見交換を行いました。磯俣大使は、揚州市が進めている「長江デルタ一体化及び南京・鎮江・揚州一体化に深く融合する」という同市の戦略や更なる外資誘致に向けた具体的な措置について、日系企業への情報提供の機会を設けることを提案するとともに、2022年の日中国交正常化50周年において、揚州の魅力やブランドを活かした日中交流も共に検討していきたい等述べ、張市長からも積極的な反応がありました。
  また、揚州市日本人会「山の幸会」会員企業4社と意見交換を行いました。
 
2021長江デルタ国際桜祭及び中日(蘇州)地方発展協力モデル区第1四半期日本プロジェクト集中調印式
  4月1日、相城区主催による「2021長江デルタ国際桜祭及び中日(蘇州)地方発展協力モデル区第1四半期日本プロジェクト集中調印式」が開催され、西野広報文化部長が出席し、挨拶をしました。顧海東・蘇州市相城区委員会書記は挨拶で、昨年以上に日本向けのイベントの実施や日系企業の更なる誘致を促進していく意気込みを示した上で、日中友好天文台を設計していく等を述べました。