総領事館の活動

令和2年9月14日
【活動報告2020年7月】
 

2020年上海日本映画週間
  7月26日、「2020年上海日本映画週間」開幕式が行われ、当館より福田経済部長が出席しました。同週間は第23回上海国際映画祭の一環として行われるもので例年6月に開催されますが、感染症の影響で一ヶ月半後ろ倒しとなったほか、開幕式に日本からのゲストが参加できなかったこと、入場客数制限(全座席数の最大30%)など厳しい条件下での開催となりました。ただ、今年も途切れることなく開催にこぎ着けられたことは日中双方の関係者にとっては意義深いものとなりました。今年は「“隠れビッチ”やってました」など6作品が上映されました。
  

当館及び日系企業3社による多目的ホールイベントの開催
 7月25日、当館はスポーツ・健康関係の日系企業3社の協力を得て、当館多目的ホールにおいてイベントを開催しました。
   新型コロナの拡大以降、自宅で過ごす時間が長くなる傾向にある中で、「新型コロナに負けない体づくり」を目的として、自宅でもできる運動と栄養摂取に関する基礎知識について、日系企業3社が講演しました。また、普段運動をする機会が少ない方・年配者向けのコースと、運動が得意な方向けのコースに分けて、体験型レッスンも実施しました。
 

臨港新片区日中モデル区除幕式
  7月24日、磯俣大使は、上海浦東新区の臨港新エリアにて開催された「日中(上海)地方発展合作モデル区」除幕式に出席し、祝辞を述べました。モデル区は全国6カ所に新たに設けられるもので、上海では新エネルギー車関連産業や先端産業を集約する動きが活発化している臨港新エリアが中心となります。
  磯俣大使は祝辞において、実効的な協力を進めていくために、両国企業間で質の高いパートナーシップを形成していくこと、知的財産等が適切に保護される環境下で、日中の「共創」を進めて行くことの重要性等を訴えました。
 

ちびまる子ちゃん展
  7月17日、アニメ化30周年を記念し、ちびまる子ちゃん展が上海高島屋で開幕し、開幕式に当館から西野広報文化部長が出席しました。
  同作品は、中国でも1990年代にアニメ放送が始まり、幅広い世代に知られています。会場には、原画等が展示されているほか、作品中に出てくるまる子ちゃんの家や学校の舞台や名場面が再現され、来場者は自身が作品の中に入ったような写真を撮ることもできます。本展は9月27日まで開催予定となっています。
   

南京出張
  7月17日、磯俣大使は、江蘇省南京市に出張し、江蘇省国際交流センターの長三角産業発展研究院の設立式典に出席し、祝辞を述べました。同研究院は日本企業と中国企業とのビジネスマッチングのサポートなども行っていきたいとのことです。
  また、設立式典に続いて行われた恵建林・江蘇省副省長と会見の中で、江蘇省における新型コロナへの対応状況や、江蘇省内の外資企業の事業回復状況等について意見交換を行いました。同日夕方には南京日本商工クラブ関係者と懇談し、現地における新型コロナウイルス発生後の日系企業の事業動向や今後の見通し等について意見交換を行いました。
  

高島屋夏祭り&浴衣フェスタ2020
  7月11日、上海高島屋にて高島屋夏祭り&浴衣フェスタ2020が開催され、開幕式に当館より等々力首席領事が出席しました。
  日本の食品・製品の屋台や、和太鼓、J-POPなどを紹介する舞台イベントのほか、浴衣コンテストも開催されました。2014年より始まった本イベントは既に毎年恒例の夏季行事となっており、最近は上海市内各地で夏祭りが開催されています。
   

「がんばろう上海」上海市内ツアー
 7月11日、磯俣大使は、上海に拠点を置くJTB、HIS、旅悟空の日系旅行会社3社の協働による上海市内ツアー「がんばろう上海!」に参加し、昼食交流会の場において同ツアー関係者及び一般参加者に向けて挨拶を行いました。この日は「海から学ぶ上海~上海港の今と昔」をテーマとして約60人が参加し、盛況となりました。この取り組みは、上海在住の在留邦人を対象として上海市内の隠れた観光スポットを訪れる企画で、3週連続で実施されました。
  

南通出張
   7月10日、磯俣大使は、江蘇省南通市に出張し、南通日本人の会の関係者と意見交換を行い、コロナ禍による事業への影響や今後の事業見通し等につき説明を受けました。これに続く王暉・南通市長との会見や徐恵民・同市書記との懇談の中で、介護分野等における日本と南通市の協力について意見交換を行いました。
 
   同日午後、福田経済部長は日系企業6社と共に南通市政府を訪問し、医療保障局、衛生健康委員会、民政局等との間で介護産業に関する意見交換会を行い、南通市が全国に先駆けて試行導入した長期介護保険制度や福祉機器レンタル制度の実施状況を聴取しました。同席した日系企業からも積極的に質問が投げかけられ、今後の日中間連携・協力のポイントや今後の課題などについて幅広く意見交換をする機会となりました。
 
 
蘇州出張
  7月4日、磯俣大使は、江蘇省蘇州市に出張し、藍紹敏・同市書記と会見しました。会見では、藍書記より、「日中(蘇州)地方発展協力モデル区」の設置を契機として日本との交流や協力を更に進めていきたいとの発言がありました。
 
  翌5日、蘇州市相城区内において、「日中(蘇州)地方発展協力モデル区」設置の除幕式に出席し祝辞を述べました。同モデル区は、中国国内6都市に設置される国家級の地域開発協力産業園区のうちの一つであり、スマート製造業に焦点を当て、日中双方の優位な分野の相互補完及び産業融合を強調し、技術共同イノベーションを推進等することを理念としているとのことです。
  除幕式には蘇州市委書記ら蘇州市指導者、日中両国の企業関係者約400名が出席。磯俣大使からは、日中両国の企業が共同発展していくための新しいプラットフォームになることへの期待を述べると共に、質の高い企業間パートナーシップの確立や、知財保護の重要性等を訴えました。
 

臨港新エリア訪問
  7月1日、磯俣大使は、日系企業関係者約50名と共に上海市浦東新区の臨港新エリアを訪問し、全上海のコンテナ取扱量の45%を占める洋山港の中の、第四期自動化埠頭の自動化設備等の見学を行いました。
  また、この機会に朱芝松・上海市副秘書長(臨港新エリア管理委員会常務副主任)と座談会を行い、臨港新エリアの推進に込めた上海側の狙いや期待について説明を受け、意見交換を行いました。