総領事館の活動
令和元年12月18日
【活動報告2019年8月】
1.東京海洋大学練習船「神鷹丸」寄港に伴う日中大学交流
8月25日,東京海洋大学練習船「神鷹丸(しんようまる)」の上海国際フェリーターミナル寄港に伴い,上海海洋大学を始めとする上海及び中国全土の海洋系大学等7校の研究者や関係者を招待した「神鷹丸」見学会及び交流レセプションが同船上において開催され,当館より福田・広報文化部長が出席しました。
東京海洋大学と上海海洋大学との関係は深く,毎年東京と上海にて持ち回りで学術シンポジウム(今年で13回目)が継続的に行われています。日本を代表する海洋系大学である東京海洋大学と,上海海洋大学を始めとする当地海洋系大学との連携協力の発展を期待しています。
2.日中音楽ライブイベントへの参加
8月24日及び25日,上海・デルタ・ミュージック・パーク実行委員会と共催で「日中音楽ライブイベント―Shanghai Delta Music Park―」を開催しました。
上汽上海文化広場では,日中音楽関係者によるパネルディスカッションを実施し,日中ライブハウスの事情や海外興行等について議論しました。当館からは福田・広報文化部長が出席し,開幕式及び閉幕式で挨拶を行いました。別会場では,日中の若いバンドグループによるライブパフォーマンスが実施され,多くの若者が集いました。
今後もこうしたイベントの開催を通じて,日本人アーティストが当地において一層活発に活動していける環境の整備を進めてまいります。
3.ラグビー関係者との意見交換
8月22日から25日にかけて,外国人として初めてラグビー日本代表キャプテンを務め,日本代表チームを1999年のラグビーW杯ウェールズ大会出場に導いたアンドリュー・マコーミック氏が当地を訪問され,22日に公邸にて磯俣大使と意見交換を行いました。翌23日には上海日本人学校浦東校において実施した出前授業において児童生徒との交流イベント,上海市体育局幹部との意見交換を行いました。
マコーミック氏の来訪は,日本に比べてラグビー競技者の数が少なく,関心度合いも比較的に低い当地において,今月日本で開催されるラグビーW杯や来年度の東京五輪に向けた日中間のスポーツ交流の重要性を訴えるよい機会となりました。
4.許上海市副市長との昼食会
8月15日,許昆林・上海市副市長の主催により,離任間近及び新規着任の総領事を招いた昼食会が開催されました。この機会を捉え,磯俣大使より,今年度の新たな建議書も踏まえつつ引き続き許副市長を始め,市政府関係部門と議論していくこと,当地のビジネス環境改善についてを確認しました。さらに許副市長からは,日中国民交流の更なる推進や,イノベーションを始めとする新たな日中協力についても積極的に進めていきたいとの発言がありました。