総領事館の活動
令和元年12月18日
【活動報告2019年7月】
1.三校交流会
7月20日,上海日本人学校虹橋校において開催された三校交流会に磯俣大使が出席し,虹橋校,浦東校,高等部,合計約170名の教職員を対象に講演を行いました。
三校交流会は,毎年,一学期が終了した翌日に三校の教職員の交流を目的として開催されるものです。今回は,学校からの依頼を受け,「日中関係の基礎知識と『日中新時代』」をテーマとした講演を行いました。
在留邦人の子弟教育にとって,上海日本人学校の存在は非常に重要です。このような機会を通じて,日々教育活動に尽力されている教職員の方々と交流ができたのは大変有意義でした。今後も日本人学校及び補習授業校の運営に当たって,できる限りの協力を行ってまいります。



2.和太鼓集団「鼓童」及び尺八奏者「き乃はち」来訪
7月13日,当地でのイベント参加のため当地を訪問していた和太鼓集団・鼓童及び尺八奏者・き乃はち氏がそれぞれ公邸を来訪され,当地での活動等について意見交換を行いました。
鼓童は野外音楽イベント出演のために19年ぶりに上海他4都市を訪問され,今後中国での活動を開拓していきたい旨お話を伺いました。き乃はち氏は上海他4都市での公演や上海で行われた尺八に焦点を当てたドキュメンタリー映画「一声一世」上映会へのゲスト参加のため訪問されており,今後の中国地方都市における公演や交流活動についての展望を伺いました。
これらの事例は,日本の伝統芸能が,文化交流における意義と,中国の文化市場における商業的な展開の両面での可能性を秘めていることも示唆しています。これからも官民で連携しながら,より多くの日本の伝統芸能が中国でのプレゼンスを発揮することを模索してまいります。
3.OCEAN BY NAKED 如海・空間開幕式
7月10日,上海環球金融中心にて行われたクリエイティブ集団「NAKED」によるプロジェクションマッピング展示「OCEAN BY NAKED如海・空間」開幕式に磯俣大使が出席し,挨拶を行いました。多くの若者やクリエイターがこの展示を訪れ,そのエネルギーを肌で感じ,次なる創作活動や,新しいコラボレーションのインスピレーションを得ること,また,そういった両国の若い世代の新たな交流の舞台としても,この展示が大きな役割を果たすことを期待しています。
4.アリババ,滴滴,Ctrip訪問
磯俣大使が7月10日にアリババ(杭州)及び滴滴出行(上海),11日にCtrip(携程)を訪問し,関係者と意見交換を行いました。先方からは,日本の地方の産品と中国市場をつなげていくことへの期待や,日本におけるホテルのキャパシティ拡大,日本の観光地におけるモバイル・ペイメント導入等の要望が示されました。中国企業のテクノロジーを日中経済・国民交流に活用していくための検討を今後も進めてまいります。
5.キャプテン翼関連イベント
7月5日から9月1日まで上海市内の百貨店で「キャプテン翼」のアニメ新シリーズをテーマとした展示会が開催されました。7月5日に開催された開幕式には「キャプテン翼」の原作者である高橋陽一先生が出席され,当館からは磯俣大使が出席し,祝辞を述べました。
中国でも「キャプテン翼」は世代を超えた人気があります。今回の展示を契機として,日本のコンテンツ(キャラクター)の実物展示というマーケットにも追い風が吹くことを期待しています。