南昌日本集中交流事業、南昌高松中日友好会館に対する在外公館長表彰を実施

令和5年6月21日
6月18日~19日、赤松秀一総領事・大使は、上海の日系企業関係者の代表と南昌市を訪問し、万広明・南昌人民政府市長と会見を行いました。
 
  
 
18日、南昌高松中日友好会館にて、当館と南昌市政府の共催で、「ー日中平和友好条約締結45周年記念ー南昌日本集中交流事業」を実施し、同開幕式では、赤松大使より、同会館に対して在外公館長表彰が授与されました。同開幕式には、日本側は、小島寛之・国際交流基金国際対話部部長、戸井田和彦・上海佳途国際旅行社有限公司総経理、星英樹・全日本空輸上海支店支店長、阿相道広・集英バンダイ(上海)実業有限公司董事総経理らが、中国側は、李雨強・江西省人民政府外事弁公室副主任、趙捷・南昌市人民政府副市長らが出席し、梅梅・南昌市人民政府外事弁公室主任が同開幕式の司会を行いました。
 
  
 
 
 
南昌高松中日友好会館は、南昌市と高松市の友好都市締結5周年を記念し、高松市が建設資金1億2千万円を拠出し、南昌市が土地を提供する形で、1995年に設立されました。これまでに高松市から79名の日本語教師が同館に派遣され、日本語のボランティア授業を行ったり、日中の青少年交流や文化・スポーツ交流が行われるなど、長年、南昌市における日中友好交流の拠点となっています。2020年には、両市の友好都市締結30周年を記念し、南昌市が約4000万元を投じ、新たに日本式庭園、日本語コーナー用の教室、着付け体験用の和室などが設置され、コロナ禍でも途切れることなく日中の交流活動が行われてきました。
 
  
 
 
 
赤松大使は挨拶の中で、これらの活動に触れ、同館の長年にわたる多大な貢献に感謝を述べるとともに、今後も南昌における日中友好交流を牽引して欲しいとの期待を述べました。
 
 
 
同式典には、大西秀人・高松市市長からビデオメッセージにて「これまで共に積み重ねてきた長年にわたる両市の友好交流が評価されたものと大変光栄。両市の市民の皆様とともに、心から喜びを分かち合いたい。」とコメントが寄せられました。また、趙捷・南昌市人民政府副市長からも同事業の祝賀と表彰に対する祝辞が寄せられました。
 
 
<大西高松市長のビデオメッセージ>
<趙捷南昌副市長挨拶>
 
また、同開幕式では、2022年に、同館内に設置された「南昌日中ふれあいの場」の除幕が行われました。小島寛之・国際交流基金国際対話部部長が挨拶を行い、同事業の実施を記念し、国際交流基金より葛飾北斎の浮世絵「牡丹に蝶」の版画が会館へ贈呈されました。
 
 
 
開幕式の最後には、本事業を記念して、集英バンダイ(上海)実業有限公司の阿相道広董事総経理から、「ONE PIECE」の複製原画「花道」を同会館に贈呈いただきました。
 
 
 
同日は、同会館内で、日本で活躍する南昌出身の書道家熊峰氏の書道展や、当地大学生向けに、日本留学説明会、JETプログラム説明会、日本漫画講座及び日本語コーナーが実施されました。
 
 
<同事業を記念し赤松大使と熊峰氏が共に揮毫>
 
  
<留学説明会では日本留学の魅力やJETプログラムを紹介>
 
  
<阿相総経理から日本の漫画文化について講演>
 
  
<日本語コーナー>

その他、赤松大使一行は南昌訪問期間中、江西省人民政府外事弁公室と交流を行った他、八大山人記念館及び海昏候国遺跡博物館を視察し、当地の歴史・文化について理解を深めました。
 
 
<范勇・江西省外事弁公室主任らと交流>
 
  
<八大山人記念館及び海昏候国遺跡博物館を視察>