日中平和友好条約締結40周年小笠原流煎茶道家元講演および点前披露を開催しました。

平成30年8月7日
    7月28日,小笠原流煎茶道の御家元が講演会およびお茶会をご披露くださいました。
    日本には,抹茶道とともに,中国明代の喫茶法から発展した煎茶道があります。17世紀,隠元隆琦禅師が当時最新の喫茶法を日本に伝え,日本の知識人である文人たちの間に広まっていきました。
 
 来賓祝辞

 

片山総領事(左)・孫忠煥・中国国際茶文化研究会執行会長(元杭州市市長)(右)の挨拶により開会


劉一平・小笠原流煎茶道中国同門会会長より,小笠原流煎茶道のこれまでの中国における活動の紹介

 講演会 
 
    来賓祝辞の後,まずは小笠原秀道 御家元より,煎茶道の心についてご講演いただきました。
 
 披露茶会 
 
    続いて,皆様お待ちかねの披露茶会は,御家元直々の解説付きで執り行われました。
    今回ご用意くださったお軸は「和敬清閑」,お点前を行う棚は日中平和友好条約締結40周年にちなんだ比翼棚です。会場には香も焚かれ,とても素敵な雰囲気になりました。





お客様は10名。会場上手:小笠原秀玲・小笠原流煎茶道副家元,片山ユカリ・在上海日本国総領事令夫人,孫忠煥・中国国際茶文化研究会執行会長(元杭州市市長),呉暁力・中国茶葉博物館館長,梁婷玉・中国国際茶文化研究会弁公室副主任,会場下手:久岡宗洋・裏千家杭州出張所所長,張瑋珉・中国国際茶文化研究会浙江茶企聯誼会秘書長,陳紅霞・大可堂董事,儲敏・大可堂総経理,蒋宗霞・裏千家上海同好会。


茗主・童子からのご挨拶によりお点前終了


最後に,お点前の茗主も務められた黄玉潔・小笠原流煎茶道上海支部長からお開きのご挨拶

 香煎席
 
    講演前,多目的ホールの外には香煎席が設けられ,早くいらした参加者にお茶とお菓子を楽しんでいただきました。
 
                  

    四季やお客様に合わせて,掛け軸,お花,香り,お道具等の取り合わせを考え,そして美味しいお茶を差し上げる。ただお茶を差し上げるだけでなく,お迎えするお客様に最高のもてなしを考えるのが日本の茶道です。
 
    今回は,小笠原流煎茶道の皆さまのおもてなしにより,広報文化センターは素敵なお茶会会場に様変わりしました。御家元はじめ小笠原流煎茶道の皆さま,本当にありがとうございました!
 
 
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