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日中平和友好条約締結40周年を記念し,

 

茶道裏千家・千玄室氏による茶道交流行事が行われました

 

 

 

  5月14日より,茶道裏千家第15代家元である鵬雲斎 千玄室 大宗匠が上海にお見えになり,日中平和友好条約締結40周年を記念した行事が行われました。今年95歳を迎えた千玄室 大宗匠は,「一盌からピースフルネスを」の理念を提唱し,世界各地で献茶式や茶道の普及活動を行われています。

 

献茶式(玉仏禅寺)

 

  まず5月14日には,上海の名刹である玉佛禅寺で献茶式が執り行われました。

 

玉佛禅寺の和尚様とともにご入場,そして荘厳な読経開会

大宗匠は濃茶・薄茶の二碗を点て,覚醒大和尚様が御本尊に献上

 

平和祈念 献茶式および和合の茶会(公邸)

 

  翌5月15日,当館総領事公邸において,日中友好を祈念した献茶式および和合の茶会を開催しました。

 

日中国歌が流れて開会。はじめに総領事片山より開会の挨拶

続いて中国を代表し,上海市人民対外友好協会・景瑩 副会長によるご挨拶

  

【献茶の儀】

 

大宗匠は厳かに一碗を点じ,日中両国の国旗および御自筆の「平和祈念」の御軸へ御献茶

 

【和合の茶会】

 

続いて,代表者5名をお客様に迎え(写真奥)和合の茶会。5名は上海市人民対外友好協会・景瑩 副会長,玉佛禅寺・覚醒 大和尚,交通大学昂立教育・姚新紅 院長,そして総領事夫妻

大宗匠が練られた濃茶を,5名で拝服(順服)

茶会後,会場からの質問に丁寧に答えられる大宗匠

今回のお迎え花とお菓子は,当館文化事業で平素よりお世話になっている飯塚千景先生(お花)と中西宗美先生(お菓子)にそれぞれお願いいたしました。

 

公邸内には,裏千家上海同好会による呈茶席も設けられ,ご出席者に薄茶が呈されました。

 

講演会およびデモンストレーション(上海交通大学)

 

  最終日となる5月16日には,上海交通大学文治堂にて,記念講演会が開催されました。

 

大宗匠によるご講演

裏千家同好会と今日庵業躰によるデモンストレーション

 

  デモンストレーション中,大宗匠より,所作一つ一つについて何故このようになっているか解説が付されました。たとえば,茶道では,お茶をいただく際,飲み手はお茶碗を回しますが,これは正面を避けるという謙虚な気持ちを教えるものであること,茶道の精神は中国から日本に伝わったものであり,漢字や箸,食や服装など日本と中国には共通点が多々あり,相互理解を深めることで一つになれる等お話されました。

 

  献茶式,和合の茶会,講演会いずれも日中平和友好条約締結40周年に相応しい記念すべき行事となりました。大宗匠はじめ,ご協力くださった玉仏禅寺,上海交通大学,そして裏千家の皆様に,この場をお借りして御礼申し上げます。