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3月25日に,子ども向けワークショップを開催しました。Wolledge工作室が先生役を務め,東京の新たな観光スポットとして東京国立博物館を紹介しました。
東京国立博物館は日本で最も古い国立の博物館。日本の文化の歴史が詰まっています。ユニークな形の埴輪で有名な古墳時代,南宋から伝わり日本で独自に発展した茶道,幽玄な表現が特徴的な日本画をテーマとして,動画や実演を交えてわかりやすく紹介しました。
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埴輪を知っているかな? 質問しながら,丁寧に説明をする先生。学校の教室のようでしたが,学校の勉強のように正しい答えはありません。子どもたちは元気よく手を挙げて,しっかりと自分の考えを披露していました。想像力が豊かな独創的な答えもありました。
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茶道体験では,当館の館員がお茶のたて方・おもてなしの心を紹介しました。お茶を入れるのは子どもたちにとって初めての体験です。教えられながら試してみました。お茶ができたら,保護者の方にふるまいました。子どもたちのおもてなしに皆さんは嬉しそうでした。さて,出来はいかがでしたでしょうか? 意外な抹茶の味に顔をしかめる子もいましたが・・・
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イベントの前に,子どもたちには松の絵を描く宿題を出していました。松の絵を描いてくれた子どもたちが,自分の絵について解説してくれました。同じ松の絵でも,人間の背景として描くのか,写実的に描くのか,どのような色使いにするのか,などによって,まったく絵が違ってきます。
松の絵で有名な江戸時代の画家・長谷川等伯による墨一色で描かれた「松林図」を紹介すると,会場から歓声が上がりました。空白を空欄として捉えるのではなく,絵画の一部としてあえて残すという日本独特の描き方です。
いかがでしたか? 授業に比べると少し時間は長かったかもしれませんが,皆さん楽しんでいた様子です。日本文化の歴史に対する理解を深められたのではないでしょうか? 今度日本に旅行に行くことがあれば,東京国立博物館を一つの候補にしてみませんか? 現在に伝わる日本文化のみならず,日本の伝統文化の源泉となった中国の文化も見えてくるのではないでしょうか。
当館はこれからも,大人も子どもも楽しめるイベントを企画していきます!
Wolledge工作室の皆様,ご協力ありがとうございました!