2月2日,1/24~2/11の期間中,北京,上海で実施した日本産米キャンペーン「餐桌上的臻品」の一環として,京都府上海事務所との共催で,「出前(外卖)」の先駆け!-京都「懐石弁当」で季節のおもてなしと京都米-」を当館多目的ホールで開催しました。
日本食普及の親善大使・東京和食SUNwithAQUA総料理長の本多淳一さん,京都綾部市でお米生産しておられる中津隈一樹さんに講師としてお招きし,京都懐石弁当やその裏の主役である,冷めてもおいしい京都米の秘密について御講演いただきました。
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まずは総領事館を代表して大西広報文化部長からの挨拶。中国人が冷たいご飯を食べないと知った時は結構なカルチャーショックでした。お弁当の冷めたご飯が好き,という日本人結構いますよね。
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次は富岡京都府上海事務所代表から,京都懐石料理や,松花堂弁当の由来についての説明。お弁当の代名詞でもある松花堂弁当は、京都石清水八幡宮瀧本坊のお坊さん松花堂昭乗が使っていた仏事(精進)料理の仕切りある箱が原型。後に日本料理の老舗吉兆が懐石料理をこのような仕切りのあるお弁当箱入りのスタイルにしてから、既に400年の歴史があります。
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多くの方が参加し熱心に聞いてくださいました。 |
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本多総料理長にはご講演いただくと共に,実演で京都米を使ったおにぎりも作っていただきました。なんと,200個準備したのに,あっという間になくなりました。
本多総料理長曰く,「ご馳走」とは旬で美味しい食材を得るために早馬を走らせることが語源で,お食事を頂いた後の日本語の挨拶にある「ご馳走様」とは,正にこれに対する感謝を示す言葉。日本には四季があるとは言いますが,四季は世界中にあります。ただ日本人は,古来より四季の移ろいや変化を最大限享受することにあり,それが和食の最大の特徴になっていると言えます。日本各地で,その土地その土地,その季節その季節を楽しむ懐石料理があります。
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京都綾部の米生産農家の中津隈さんもご講演。如何に愛情込めて丹念に丹波のお米が生産され,加工されているかがよくわかりました。
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中津隈さんが生産したお米はパックご飯の形で,上海市内スーパーで購入できます!
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現場では京都のお茶も振る舞われました。が,これも瞬時になくなりました。 |
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最後にJR西日本さんから,京都府綾部への行き方について詳細に説明。京都府には,京都市内以外にも魅力的な場所が一杯。これからもどんどんJR西日本の鉄道パスを使って行ってくださいね。
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関係者全員で記念撮影。 |
京都府上海事務所の皆さん,本多総料理長,中津隈さん,ご協力本当にありがとうございました。
今後も上海に数多く存在する日本の各地方自治体事務所や,日本食レストランのご協力を得て,日本の魅力を発信するイベントをどんどん実施していきたいと思いますので,引き続きご注目!