8月19日に,当館多目的ホールにおいて,小嶋光信・両備グループ代表による講演会を開催しました。当日は100名ほどの方々に参加いただき,会場は盛り上がりました。
小嶋代表には,たまちゃんという猫が,和歌山県の貴志駅の駅長となり,駅長の任務を全うするお話をしていただきました。たまちゃんは駅長となってから経営の危機に陥っていた和歌山の貴志川線の救世主となり,今となっては貴志駅を世界的に有名な駅にしました。
猫を駅長にするというユニークな小嶋代表の発想に始まり,笑いあり,涙ありの素晴らしい物語に加えて,小嶋代表の魅力的な語りに,参加者も惹き込まれていました。
残念なことに,初代猫の駅長のたまちゃんは亡くなりましたが,今は2代目のたまちゃんが後を継いで頑張っています。日本に来られる際には,足を延ばしてたまちゃんに会いに行ってみてくださいね。
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毛先生は,猫を駅長にしようとすること,そしてそれを日本の国土交通省も認めたという前代未聞の事態に対して,日本ならではのファンタジーだとおっしゃっていました。なお,お二人は対談では感じたことを率直に話し合うために敢えて事前の打ち合わせをされずに本番に臨んだそうです。
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たまちゃんを駅長にするまでの道のりは,もちろん簡単なものではありませんでした。当初は,本当に猫が駅長の業務を務められるのかと批判的な意見もあったようですが,今では世界に稀な駅長として多くの方から応援されています。
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質疑応答では,あまりの挙手の多さに,小嶋代表もたじろいだほどでした。質問者を決めるために,小嶋代表の提案で,急きょじゃんけん大会が始まりました。思わぬ展開に,会場は沸き立ちました
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講演会が終わっても,中国語版の『ねこの駅長たま』を手にして,小嶋代表に話しかける人が後を絶ちませんでした。毛先生も大変な人気で,参加者に囲まれていました。
貴志川線で走っている電車には,たまちゃんのイラストが描かれた「たま電車」の他,「いちご電車」「おもちゃ電車」「うめ星電車」があるそうです。子供を大切にしたいという小嶋代表の考えを反映しています。
日本の地方には,東京や大阪や京都といった大都市とは違った魅力がたくさんあります。今回ご紹介いただいた貴志駅もそのひとつです。機会があれば,ぜひ力強く優しく豊かな日本の地方を見に来てください。
当館はこれからも様々な分野で日本に関するイベント企画していきます。