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「最後の武士と出会う―武道と日本刀文化交流会」を開催しました

 

 

  

  7月1日午後,当館多目的ホールにて,日中国交正常化45周年記念事業「最後の武士と出会う―武道と日本刀文化交流会」を開催しました。梅雨の合間の久々の晴れ間でもあり,お休みの日にも関わらず多くの皆さんが会場に足を運んでくださいました。

   このたびのイベントの開催に当たっては,武道家であり殺陣を専門とする俳優でもあるリー村山さんと巴里絵さん,美術品としての日本刀の保存・取扱いの専門家である今津敦生さんの3名の専門家に日本よりおこしいただき,日本刀の魅力について講演と実践の両面から紹介いただきました。

  まず最初に,本イベントの共催者である凱業美術の総経理・沈棋皓さんより日本刀の基礎知識について説明が行われました。引き続き今津敦生さんより,日本刀の適切な手入れ方法について実演しながらの説明が行われた後,日本刀の美術品としての価値を決める登録証や鑑定証について現物を示しながら詳細な説明が行われました。

 

日本刀の基礎知識について説明を行う沈棋皓さん。
日本刀の手入れについて実演を交え説明を行う今津敦生さん。

 

  休憩を挟み,リー村山さんと巴里絵さんによる,居合い実演及び殺陣パフォーマンスが行われました。リー村山さんの居合い実演は,独特の緊張感の中,ピンと張りつめた空気を切り裂くような迫力に参加者全員が引き込まれていました。その後の殺陣パフォーマンスは迫力あり,笑いありのストーリー仕立ての五分間で,参加者全員より笑い声と喝采が湧き起こる楽しい時間となりました。

 

張りつめた空気の中で行われた居合い実演。
迫力のある立ち回り。時代劇を見ているようです。

   リー村山さんと観客の皆さんとのユーモアのある掛け合い。笑いの絶えない時間でした。

 

  最後に,専門家の皆さんとの交流の時間を設けました。一緒に写真を撮ったり,日本刀の専門的な質問のやりとりがあったりと,短い時間ではありましたが,参加者の皆さんの関心の深さに,専門家の皆さんも大変楽しんでおられました。 

 

リー村山さん,巴里絵さんと共に,刀を手にポーズをつける参加者の皆さん。
鎧甲の装着体験をする参加者の女性。考えていたよりも重くはなかったとのこと。
鎧甲を装着してポーズをとる参加者。

            広報文化センター内に展示された日本刀(真剣)の数々。

    間近で本物の輝きを見ようと,多くの参加者がカメラ片手に殺到しました。

 

  今回の講演会は「日本刀」「武士道」がテーマでしたが,会場に足を運んでいただいた参加者の皆さんの関心もバラエティに富んでいたように思います。ご自身も剣道をされており武道に興味がある方,美術品としての日本刀の美しさに魅力を感じておられる方,アニメや映画の影響により武士の衣装や装飾に関心がある方等,皆さん各自の関心に基づいて楽しんでおられたのが印象的でした。

  今後とも当館は,さまざまな分野で日中文化交流を推進するイベントを開催していきます!