6月7日夕刻,当館多目的ホールにて,京都の伝統工芸美術に関する講演会を開催しました。
京都工芸美術作家協会より工芸作家8名の皆様におこしいただき,そのうち陶芸家の柴田良三さんと漆芸家の村田好謙さんにご講演いただきました。平日の夜にも関わらず100人を超える方々が参加され,京都の工芸美術に対する関心の高さが伺えました。
京都工芸作家協会は,1946年の設立以来,分野の垣根を越えて京都の工芸美術をリードしてきた存在であり,現在は染織,陶芸,漆芸,金工,諸工芸の工芸美術作家約360名が所属する京都工芸美術界を代表する団体です。このたびの上海訪問に併せて当館での講演会をお願いしたところ,快諾いただき今回の講演会が実現しました。
このたび,講演者のお二人には,ご自身の作品の制作手法や過程について,映像を用いながらご説明いただきました。先生方の繊細な手業や,作品が仕上がっていく過程が映し出されると,会場からはため息にも似た歓声が上がるなど,会場の皆さんの興味深く聞き入る様子が大変印象的でした。
また,講演者のお二人と京都工芸美術作家協会理事長の羽田登さんが,自身が手がけられた貴重な工芸作品を会場にご持参くださいました。講演終了後,参加者の皆さんは間近で作品を鑑賞することができ,繊細で色鮮やかな作品に見入っていました。
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今後とも当館は,さまざまな分野で日中文化交流を推進するイベントを開催していきます!