3月11日、在上海日本国総領事館は、日本の環境産業及び日中環境協力の分野で幅広い知見のある鶴田暁・環境テクノス(株)代表取締役を講師として招聘し、復旦大学日本研究センターにて「日中で手を携えて青い空をつくろう ~日本の経験と環境保護の技術」と題する環境講演会を同大学の学生約60名を対象に実施しました。講演会では、講師から北九州市の官民一体となった公害への取組の歴史、北九州市と中国を含むアジア各国との環境分野の国際協力の現状等を紹介しました。
質疑応答では、「中国では環境保全のためにどんな法令を制定すべきか」、「中国におけるハイブリッド車市場は今後発展するか」、「日本のメディアでは、中国で生じたPM2.5が日本にも影響をもたらしていると報じられているようであるが、これをどう思うか」等、参加した学生から熱心に質問が行われました。これに対し、鶴田講師が自身の環境分野における具体的な経験に触れつつ分かりやすく回答され、来場した学生からは「素晴らしい講演で分かりやすかった」、「環境分野における日本の合理的なシステムを参考にしたい」、「日中両国は環境面で更に協力の余地があると感じた」等の感想が聞かれました。